著者
木下 栄蔵
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.111-115, 2006-02-01
参考文献数
3
被引用文献数
1

2005年度プロ野球セ・リーグのペナントレースは阪神タイガースが厳しい戦いを勝ち抜き優勝しました.本連載の第2回目は, 阪神タイガースの事情にお詳しい木下栄蔵氏に, 打者サイドの3つの指標(OERA値等)と投手サイドの3つの指標(OERA値等)を用いた分析に基づき, 独自の視点からその優勝の要因について解説していただきました.
著者
木下 栄蔵
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.352-356, 2006-06-01

本稿では,2004年アテネオリンピックの柔道女子選手の強さの推定にAHPを適用した事例を紹介する.また,実際のスポーツの結果推定や分析にもAHPが有効な手法であることを示す.
著者
木下 栄蔵
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.129-134, 2015 (Released:2015-02-20)
参考文献数
23
被引用文献数
1 1

In this paper, the author discusses a theme of “Thetical and Antithetical Business Management.” The thetical business management signifies “a management style minimizes an objective function, which expresses consumers' expenditure of service goods, with holding a constraint condition, which expresses guaranteed level of expenditure.”While the antithetical business management is “a management style maximize an objective function, which expresses consumers' satisfaction concerning service goods, with holding a constraint condition, which expresses limits of their service goods expenditure.”In other words, the thetical business management can be formulated as a Primal Problem of Linear Programming, whereas the antithetical business management as its Dual Problem of Linear Programming.
著者
中西 昌武 木下 栄蔵
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.165-174, 1998-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
18

本論文では、AHP (Analytic Hierarchy Process) における評価要素の新たな重みづけ手法「視点間ストレス法」を提案する。この手法は評価視点によって異なる評価値同士を、視点間のストレスが最も小さくなるよう合成する。従来の固有ベクトル法では一対比較行列における循環関係や対称成分の拮抗に有効に対処できないが、視点間ストレス法ではこの問題に対処できる。また視点間ストレス値は、視点間ストレス法における整合度指標として有効である。
著者
中西 昌武 木下 栄蔵
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.153-160, 1996-08-31 (Released:2010-06-04)
参考文献数
4
被引用文献数
1

本研究は、AHP (Analytic Hierarchy Process) 手法の適用で発生する意思決定ストレスをモデル化しようとするものである。意思決定ストレスは、(1) 重み付けのバグ (2) 認知の歪み (3) 循環関係の3タイプがある。(2) と (3) はバグではなく独立した価値系として分離可能である。意思決定ストレスは整合性指標C. I. を用いて検出し、ストレス三角形の形態フェーズにより内部機構を解析することが出来る。
著者
中西 昌武 木下 栄蔵
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
Journal of the Operations Research Society of Japan (ISSN:04534514)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.560-571, 1998-12
被引用文献数
10

本論文は, 集団意思決定を効果的に行うために, 新しい手法「集団意思決定ストレス法」を提案し, Analytic Hierarchy Process (AHP)への適用を検討する. この手法は, 評価者の原始データ(見解)を操作することなく, 各評価者の不満の総和(集団意思決定ストレス)を最小化する評価者格付けを行う. 参加者の合理的な格付けの結果, 類似見解が多い見解の持ち主の重みは大きくなり, 孤立した見解の持ち主の重みは小さくなるが, それぞれの重みが不当に重んじられたり軽んじられたりすることはない. この手法を用いることにより, 類似見解グループの探索や, それに基づく集団案の収斂が行いやすくなる.