著者
岸田 杏子 野村 泰之 地家 真紀 御子柴 郁夫 岸野 明洋 木村 優介 三浦 正稔 戸井 輝夫 増田 毅 鴫原 俊太郎 大島 猛史
出版者
一般社団法人 日本めまい平衡医学会
雑誌
Equilibrium Research (ISSN:03855716)
巻号頁・発行日
vol.78, no.3, pp.157-163, 2019-06-30 (Released:2019-08-02)
参考文献数
15
被引用文献数
1 1

Purpose: This present study was aimed at evaluating the effects of our original teaching method called “Bang Bang, Hu, Kacha” on the learning efficiency. Methods: We invented this method, which involves hand modulation and vocalization of words, for medical students to enable them to easily understand and memorize the anatomy of the inner ear and vestibular organs. We evaluated its effectiveness based on self-completed questionnaires by the students. Results: The results suggested that the comprehension level of the 30 medical students of the anatomy of the inner ear organs, especially the positional relationships of the semicircular canals and cochlea improved dramatically after they underwent training using this methodology. The medical students assigned high scores to this relational hand modulation method. Conclusion: This “Bang Bang, Hu, Kacha” method seemed to be a very useful for medical education, and allowed easy comprehension and memorization of the inner ear and vestibular anatomical structures.
著者
須﨑 純一 楠瀬 智也 木村 優介 宇野 伸宏 藤原 優 久田 裕史
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.22-00022, 2023 (Released:2023-01-23)
参考文献数
22
被引用文献数
1

高速道路の維持管理業務において,道路や橋脚の劣化に対する補修だけでなく,災害発生時の事前・事後対策も重要な業務である.頻発する土砂災害への備えとして,本論文では人工衛星に搭載された合成開口レーダ(synthetic aperture radar: SAR)で取得された時系列画像を用いて,重点的に監視すべき箇所を絞り込む手法を提案する.時系列SAR解析の手法を用いて,強い散乱を示す地点の累積地盤変動量を推定し,その後高速道路沿いの一定範囲の平均累積地盤変動量を算出するものである.本研究での推定結果は,実際に土砂災害が発生した箇所において前年時の豪雨後から変動が始まっている様子を示している.よって提案手法は高速道路管理者の維持管理業務に取り入れられる可能性を有する実用的な手法と言える.
著者
木村 優介 駒水 孝裕 波多野 賢治
雑誌
研究報告情報基礎とアクセス技術(IFAT) (ISSN:21888884)
巻号頁・発行日
vol.2022-IFAT-148, no.24, pp.1-6, 2022-09-02

深層学習を用いた文書分類は従来の手法と比べて高精度を達成してきた.文書分類は固有表現抽出とのマルチタスク学習によりその精度を向上させることが可能であると報告されている.単語に基づいた特徴量を基本とする手法において,意味のまとまりとしてのフレーズは文書分類の精度に寄与することが知られている.一方で,深層学習においてサブワードは一般的に使われているが,単語とは異なり,意味のまとまりを表すとは限らない.そのため,サブワードで構成されるフレーズを文書分類に応用する研究はされてこなかった.そこで,本研究では文書分類の精度向上を目的に,サブワードフレーズ抽出と文書分類のマルチタスク学習を行う文書分類フレームワークを提案する.従来の単語に基づくフレーズ抽出手法が出現頻度を用いてきた点に倣い,本稿では高頻度なサブワードのフレーズをサブワードフレーズとして定義し抽出する.