著者
工藤 雅仁 品川 知広 松原 渉 引地 勝義
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.307-312, 2016 (Released:2018-01-29)
参考文献数
4
被引用文献数
2

新型1.2L直列4気筒エンジンを開発.技術的な特徴は,集合エキゾーストマニホールド一体シリンダヘッドとターボ,ファンスプレー直噴システムと超高タンブルによる高速燃焼,中間止め機構付きセンタースプール方式VVT,ヒートマネジメントシステムなどであり,豊かなトルクをレスポンス良く発揮し,高熱効率化を実現した.
著者
今村 陽一 久保 明義 松原 渉 熊谷 晴光 原田 篤実 松本 勲 竹中 正治 白石 恒雄
出版者
社団法人 日本腎臓学会
雑誌
日本腎臓学会誌 (ISSN:03852385)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.439-445, 1986 (Released:2010-07-05)
参考文献数
19

In order to evaluate the role of renin-angiotensin system and sympathetic nerve system to maitain the blood pressure during regular hemodialysis (HD), we examined the level of plasma renin activity (PRA), plasma norepinephrine (PNE) and plasma epinephrine (PE) before and after regular HD in 17 patients. The cardiac performance of them was also examined before and after HD by echocardiographic examination. 10 patients (group 1) exhibited stable blood perssure during HD, while 7 patients (group 2) exhibited a fall (≥10 mmHg) in blood pressure during HD. PNE significantly increased after HD in group 1 (217±119 to 317±141 pg/ml, mean±SD, p<0.01), unchanged in group 2 (443±387 to 538±391 pg/ml). PE did not change after HD in both groups: 25.6±17.7 to 25.6±19.8 pg/ml in group 1, 39.7±33. 5 to 34.9 ±24.1 pg/ml in group 2, PRA significantly increased after HD in both groups : 4.01±2.95 to 7.43±4.95 ngAI/ml/hr in group 1, 5.13±6.76 to 8.33±8.97 ngAI/ml/hr in group 2, p<0, 05, for each. There was not significant difference between both groups in the changes of cardiac performance before and after HD. These data suggest that sympathetic nerve system may play a important role on the maintenance of blood pressure during HD.
著者
松原 渉 篠原 歩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.12, pp.39-45, 2010-04-15

移調を許したマッチングとは,与えられたテキストとパタンに対して,任意のオフセットを許した移調パタンの出現を発見する問題であり,例として音楽検索が挙げられる.本研究では,移調を一般に文字の置き換え関数としてとらえ,任意の置換が与えられたとき,すべてのパタンを検出する問題について取り組む.入力のテキストとパタンは,文法圧縮の一種である直線的プログラム(SLP)で与えられるものとし,文字列を陽に展開することなく処理を完了する効率の良いアルゴリズムを与える.
著者
松原 渉 稲永 俊介 篠原 歩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.443, pp.9-16, 2009-02-23

平衡直線的プログラム(Balanced Straight line program,BSLP)は単元集合を生成する文脈自由文法とみなすことができ,そこで生成される文字列の長さNは,変数の個数nに対して指数的に長くなりうる.そのため,BSLPによって圧縮表現された文字列に対してnの多項式時間で効率よく処理を行うには,陽に展開することなく処理を行うことが必要不可欠となる.本研究では,BSLPとして表現された文字列の非反復性判定をO(max(n^2,nlog^2N))時間,O(n^2)領域で解くアルゴリズムを示す.
著者
松原 渉
出版者
東北大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

本研究では,データ圧縮を単に保存領域の削減にとどまらず,処理の効率化を目指して,圧縮文字列のための文字列アルゴリズムの開発を行った.とりわけ,文字列の繰り返し構造に着目し,圧縮文字列から繰り返し構造を検出するアルゴリズムの開発を目指して研究を行った.ひとつに,繰り返し構造に込められた制約をより明確にするために,繰り返し構造から,もとの文字列を推測するという逆問題に取り組んだ.本年度は,繰り返し構造の中でも局所周期に着目して逆問題に取り組み,部分的な成果を得た.結果として,計算複雑性がアルファベットサイズに依存して変化し,アルファベットサイズに制約がない場合か,アルファベットサイズが2以下であるとき,効率良く逆問題を解くアルゴリズムを与えた.アルファベットサイズが3以上の定数である場合の計算複雑性を明らかにすることが今後の課題である.本研究の成果は,学術論文誌Discrete Applied Mathematicsの特集号に投稿済であり,査読中である.ふたつに,圧縮文字列照合について,文字列に含まれる繰り返し構造を求めるアルゴリズムの開発に取り組んだ.既存研究として,圧縮データ長をn,展開文字列長をNとしたとき,繰り返し構造の存在判定を行う0(nlogN)時間アルゴリズムが知られている.本研究では,この結果をベースとして,スクエア(2回繰り返し部分文字列)および連(極大な周期的部分文字列)の個数を求めるアルゴリズムに拡張した.この成果について,国際学会への投稿を準備している.