著者
松坂 裕子 川端 潤 葛西 隆則
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.11, pp.550-552, 2003-11-15 (Released:2009-02-19)
参考文献数
9
被引用文献数
3 5

クスノキ科のアボカド(Persea americana Mill.)の種子のメタノール抽出物0.1mg/mL溶液の抗酸化活性をリノール酸メチルの過酸化抑制を指標に測定したところ,酢酸エチル可溶性非酸性画分と酢酸エチル可溶性酸性画分に非常に高い抗酸化活性がみられた.非酸性画分より活性成分を単離し,各種機器分析により,既知物質(+)-カテキンと(-)-エピカテキンを同定した.
著者
松坂 裕子 知地 英征 YUKO MATSUSAKA CHIJI HIDEYUKI 藤女子短期大学 生活学科 食品栄養学研究室 藤女子大学 人間生活学部 食品機能学研究室
出版者
藤女子大学
雑誌
藤女子大学・藤女子短期大学紀要 第2部 (ISSN:02869470)
巻号頁・発行日
no.34, pp.27-31, 1996-12

ハスカップのアントシアニン色素を塩酸メタノールで溶出し,Dowex50Wカラムを用いて精製した。ハスカップ色素の安定性に及ぼす糖,有機酸,L-アスコルビン酸の影響を検討した。1. 糖類添加では,5.0~20.0%濃度,いずれも吸光度の増大が認められ,増強された赤色は長時間安定であった。また,糖濃度が高い程,濃色化効果は大きかった。2. 有機酸0.8%添加でも濃色化効果を示し,その効果を長時間持続した。3. L-アスコルビン酸添加では.色素は低温(4℃),室温(20℃)ともに急激に退色が進んだ。