著者
栗田 泰市郎
出版者
日本視覚学会
雑誌
VISION (ISSN:09171142)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.154-163, 2012 (Released:2018-11-29)
被引用文献数
1
著者
栗田 泰市郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 = The journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.97, no.12, pp.1026-1031, 2014-12

テレビ放送技術のこれまでの進展と今後について,オリンピックとの関連に着目しながら述べる.幻となった1940年の東京オリンピックに向けて,オリンピックテレビ放送の実現を目指して中継車など様々な機器が開発された.1964年の東京オリンピックでは,カラーカメラや国際衛星中継技術など一連の国産テレビ機器・技術が開発・実用化された.高精細テレビ「ハイビジョン」は,1988年ソウルオリンピックでの実験放送,1998年長野冬季オリンピックでの機器開発などを経て今日の発展に至っている.現在,超高精細テレビ「8Kスーパーハイビジョン」の本放送を2020年の東京オリンピックで実現すべく,機器開発や体制作りが精力的に進められている.
著者
石黒 秀一 栗田 泰市郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ
巻号頁・発行日
vol.96, no.87, pp.19-26, 1996-06-07
被引用文献数
30

通常の8倍のフィールド周波数で動作する8倍速走査CRTディスプレイを用いた主観評価実験により、ホールド型の時間-光特性を持つディスプレイの動画像表示における画質を検討した。加えて、より応答の遅い指数型表示の動画質についても検討した。これらの表示方式では画像の動き速度とともに画質が劣化することが定量的に明らかになった。改善案として、シャッタを用いる方式、2倍速表示方式を検討した。結果として、シャッタ方式において開口率を50%以下にすれば一定の画質改善効果が得られた。また、2倍速表示方式においても、シャッタ方式における開口率50%と同等の画質改善効果が得られた。
著者
井坂 史人 藤掛 英夫 村重 毅 佐藤 弘人 菊池 宏 栗田 泰市郎 池畑 誠一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C, エレクトロニクス (ISSN:13452827)
巻号頁・発行日
vol.86, no.8, pp.962-965, 2003-08-01
被引用文献数
4

大きなチルト角をもつ強誘電性液晶に,異方性化した微細なポリマを分散することにより,液晶分子を配向膜のラビング方向に単安定化させることができた.光重合相分離法により10wt%のポリマを液晶中に分散し,ポリマのアンカリング効果を発現させることにより,高コントラストな階調表示を可能とする単安定性の分子配向挙動が認められた.
著者
栗田 泰市郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.317, pp.13-18, 2000-09-15
被引用文献数
1

TFT-LCDなどのホールド型ディスプレイにおける動画の画質劣化とその改善方法について述べている。TFT-LCDでは、各フィールドの表示光は1フィールド間ほぼ一定の輝度に保たれるが、このホールド型の表示方式が原因で動画表示の際に動きぼけが観視され、画質が劣化する。液晶デバイスの応答時間だけを改善しても画質改善効果には限界があり、液晶ディスプレイで十分な動画質を得るには、この原理的な劣化に対する改善が必要である。これを改善する2つの方法について述べる。また、関連する最近の話題として、この劣化に対する改善研究の具体的な例と、この劣化を考慮したLCDの動画質客観評価法の例について紹介する