著者
片山 淳貴 森 雄一郎
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第30回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.710-713, 2014 (Released:2015-04-01)

本研究の目的はプログラミング言語Goによる既存のファジィライブラリの再実装と,並列プログラミングへの拡張である.Goはシステムプログラミングを目標の1つとした新たな言語である.GoはC言語と同様に実行可能バイナリを出力し,そして標準で並列プログラミングとガベッジコレクションをサポートしている.1995年の先行研究では,Fuzzy Description Language(FDL)というファジィ推論を書き易くするための文法を定義している.このFDLはファジィライブラリを呼び出すC言語に変換され,コンパイルされる.しかしこのファジィライブラリは最近のプログラミングに,十分対応できるとは言い難い.最近のコンピュータの処理速度の向上はマルチコアCPUによるものであり,そのためファジィライブラリにはその対応が必要である.よってGoによるファジィライブラリの実装を行う.
著者
樋川 暁 小川 雄平 森 雄一郎 山口 高平
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

我々はこれまで,目的の異なる複数のオントロジーを関連付けすることにより,知識,振舞い,身体性,組込みソフトウェアの次元の異なる領域を統合し,対話と動作の連携,および異機能ロボット連携によるHRIを実現してきた.本研究では,より意味的な関係性に基づくHRIを実現するために,聴覚・言語情報に加え,人間の振舞いに表れる非言語情報を利用した,マルチモーダルオントロジーロボットの実現を目的とする.