著者
森 雄兒
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.269-272, 1995
参考文献数
12
被引用文献数
3

日用品の素材を組み合わせて,5分ほどで液体窒素の霧箱を作ることができる。この霧箱では,熟練を要せず簡単にα線の飛跡を見ることができる。またアルコールの量を増やすと,β線,陽電子,コンプトン散乱などの飛跡もみることができる。
著者
森 雄兒
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.20-25, 2017-03-16 (Released:2017-04-10)
参考文献数
7
被引用文献数
3

計量法の改正に伴い全面SI化が導入され,商品売買に使用される単位が,重力単位系からSI単位系にシフトされた。そして「重さ,重量」の単位による商品売買が使用禁止され「質量」の使用が義務づけられた。このときを前後して経産省は,「重さ,重量」=「質量(mass)」というSI単位系に反する用語法を容認する方針を採用した。このため,物理の学習者を中心に「重さ,重量,質量」について混乱や誤解を及ぼしつづけている。
著者
森 雄兒
出版者
物理教育研究会
雑誌
物理教育通信 (ISSN:24238988)
巻号頁・発行日
vol.182, pp.34-46, 2020 (Released:2021-03-09)
参考文献数
10

計量法の成立にともない、経産省は国民に対しては、kg の意味の混用政策を実施すると同時に、公教育では全面 SI 化を実施するという矛盾した政策を推進した。このダブルスタンダードな政策の影響で、力学を学習する生徒に混乱がおきることが予想された。高校新 2年生にこの調査を実施したところ、深刻な混乱の事例が明らかになった。
著者
森 雄兒
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集 22(2005) (ISSN:24330655)
巻号頁・発行日
pp.30-33, 2005-08-06 (Released:2017-07-20)

ガスマントルを使うと手軽に陽電子源を作ることができる。さらにそれを用いて磁界を加えた霧箱で使うとリアルタイムで対生成を観察させることもできる。こうした陽電子の教材は生徒が興味を強く示す魅力的な教材である。また物理教育の立場からみても陽電子は質量とエネルギーや宇宙の創生の内容にに発展させていくことができる教材であるが、現状の物理教育では、残念ながらこうした教材を有効に扱えているとはとてもいえない。ここでは「物質の歴史」を中心にすえ、陽電子、対生成を生かした授業の展開例も紹介してみたい。
著者
森 雄兒
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.13, pp.5-8, 1996

日用品の素材を組み合わせて, 5分ほどで液体窒素の霧箱を作ることができる。この霧箱では, 熟練を要せず簡単にα線の飛跡を見ることができる。またアルコールの量を増やすと, β線, 陽電子, コンプトン散乱などの飛跡もみることができる。
著者
森 雄兒
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.274-277, 1993
参考文献数
4

教科書などの交流の単元では,インピーダンスなどの計算の仕方が,詳細に説明されているが,その物理的意味については説明が大変あいまいである。そこで,数式を使うことなく,インピーダンスや位相差などの意味を考えさせる授業を試みたので報告する。