著者
森岡清美著
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
2002
著者
森岡 清美
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.2-11, 1990-06-30 (Released:2009-10-13)
参考文献数
33
被引用文献数
1 1

第六二回大会にあたり、恒例により会長講演と銘うつ報告をいたしますことは、私のもっとも光栄とするところです。さて、演題にいう「死のコンボイ経験世代」の説明が、本日の講演内容の大部分を構成することになると思います。まず、「コンボイ」ですが、以下、原稿に従って「である」調で記録することをお許しください。
著者
森岡 清美
出版者
日本家族社会学会
雑誌
家族社会学研究 (ISSN:0916328X)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.1-5, 1989-07-20 (Released:2009-09-03)
被引用文献数
2

1968年に発足した家族社会学セミナーが、1988年の第21回セミナーから新しい装いのもとに再出発することとなり、このたび機関誌『家族社会学研究』創刊号がその成果を盛って刊行されることは、家族の社会学的研究を志した者の一人として、まことに喜びにたえない。ついては、創刊号に記念エッセイを寄稿するよう本誌編集委員会から依頼されたので、第1回の家族社会学セミナーがどのような背景から、どのような意図をもって開かれたかを述べてみよう。もし、そのような回想がこのセミナーに草創期から深くかかわってきた者の昔話に過ぎないのなら、巻頭の文章としてふさわしいかどうか疑わしい。しかるにあえてこのような題材を選ぶのは、第21回の新装セミナーが第1回セミナーの素志の今日的発展形態であることを、確認する意義をもちうるように思われたからである。この意義を実現するために、当時の文書を資料として引用することをお許しいただきたい。