著者
森永 弘司
出版者
同志社大学教育開発センター
雑誌
同志社大学教育開発センター年報 = Doshisha University annual report of Center for Faculty Development
巻号頁・発行日
no.2, pp.49-62, 2011-06-30

近年の大学でのリーディング授業は速読・多読主体の授業が主流になってきた。こうした多読・速読重視の英語教育のために、難度の高い英文に出くわすと、勘やフィ-リングに頼って誤読する学生が増えてきている。こうした誤読を矯正するためには、精読を主体とする授業も開講する必要があるといえる。本稿では、3つの大学で実施した精読の授業の結果を報告することで、大学での精読授業の必要性を論じてみた。
著者
酒井 志延 中西 千春 久村 研 清田 洋一 山内 真理 間中 和歌江 合田 美子 河内山 晶子 森永 弘司 浅野 享三 城一 道子
出版者
日本リメディアル教育学会
雑誌
リメディアル教育研究 (ISSN:18810470)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.9-20, 2010-03-31

In this paper, 3587 college students from 13 universities were divided into three groups depending on their English proficiency, and their perceptions of language study were investigated through seven scales adapted from past literature studies. The result shows that one of the major factors which differentiate the upper from the middle and lower percentile groups is the use of meta-cognitive strategies: the lower English proficiency the learners have, the less often their use of meta-cognitive strategies becomes. It is assumed that this phenomenon is caused by learners' stages of development of meta-cognition. Accordingly, in order to improve English proficiency of the middle and lower percentile groups, it is crucial to nurture their meta-cognition.
著者
森永 弘司 モリナガ コウジ
出版者
同志社大学教育開発センター
雑誌
同志社大学教育開発センター年報
巻号頁・発行日
no.1, pp.3-15, 2010-06-30

実践報告大学の英語教育カリキュラムを策定する際には、大学と企業が学生に期待する英語力が重視され、学生が身に付けたいと望んでいる英語力に対して配慮されることが少ない。しかしながら学生の英語に対するニーズに関しての配慮が足りないと、学生のモチベーションを高めることはできないであろう。本稿は、よりよい英語カリキュラムを策定する際の一助となるよう、本学の学生を対象に行った調査結果を報告したものである。