著者
横山 稔 横山 陽子
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.95, 2014 (Released:2014-07-04)

このAwaseru 結婚指輪は、2つの指輪を重ね合わせることで、2人のココロを1つにすることを象徴化したものである。二つのリングはそれぞれが少しづつ欠けていて、1人の人間では不完全であることを暗示し、合わせることで永遠の愛の成就を表現するデザインとした。多くのカップルが結婚する時にイメージするのは、幸福な時間、幸福な空間やキモチだろう。それを求めて結婚をするのだが、結婚式というハレの場から日常生活のケの日々が始まると、大方あのハレの日に誓ったコトバやキモチを忘れてしまう。指輪を合わせ、キモチを合わせる。また幸福な気分で二人の関係を新たに確認する。そのような幸せを感じるきっかけや時間をデザインした。またこの合わせる技術は、日本の伝統的木造建築の、精緻な<継ぎ手>からインスパイアーされたもので、釘や接着剤を使わない継ぎ手は、古来から多くの寺社建築に使われてきた、日本が世界に誇る建築文化である。結果として、世界的なデザイン賞の一つであるドイツの「iF design award 2014」をプロダクトデザイン部門で受賞した。
著者
田悟 和巳 髙橋 明寛 萩原 陽二郎 益子 理 横山 陽子 近藤 弘章 有山 義昭 樋口 広芳
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.41-61, 2020-04-23 (Released:2020-05-16)
参考文献数
59

渡り鳥の多くは夜間に渡りを行っていることが知られている.しかし,夜間における渡りの動向を調査する方法は限られているため,日本ではその実態はほとんどわかっていない.そこで,北海道から九州の140地点で船舶レーダーを用いた夜間の渡り鳥の調査を実施した.レーダー調査では種の同定はできないものの,夜間でも鳥類の飛跡数を定量的に調査でき,飛翔高度等が把握できるという利点がある.調査は各地点とも秋・春2回ずつ,日没時刻から日出時刻後3時間まで行い,幅2 kmの範囲の上空を飛翔する渡り鳥の飛跡数を計測した.560地点の飛跡数の平均は秋季14,415,春季4,388で,最大は109,693飛跡であった.飛跡数と環境条件との関係について一般化線形混合モデルにより解析した.応答変数は飛跡数,説明変数は調査地点の緯度,経度,調査時期,標高,地形,レーダー画像取得時間の割合,調査開始時の雲量とした.飛跡数に関係する要因として重要なのは,調査開始時の雲量であった.飛翔高度は対地高度300–400 mを頂点とする一山型を示した.飛翔時間は,日の入り時刻後80分から140分後頃に最大値を迎え,その後,徐々に減少した.本調査により推定された渡りのルートの多くが,既存の調査により既に知られており,このことは,本研究の結果の有効性を示唆するとともに,上昇気流を利用して日中に渡りを行う種と夜間に渡りを行う種の渡りルートは類似していることを示唆していた.このように船舶レーダーを用いた手法は,夜間を含む渡り鳥の動向を調査する方法として,優れた手法であることが明らかになった.
著者
横山 稔 横山 陽子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.61, 2014

このAwaseru 結婚指輪は、2つの指輪を重ね合わせることで、2人のココロを1つにすることを象徴化したものである。二つのリングはそれぞれが少しづつ欠けていて、1人の人間では不完全であることを暗示し、合わせることで永遠の愛の成就を表現するデザインとした。多くのカップルが結婚する時にイメージするのは、幸福な時間、幸福な空間やキモチだろう。それを求めて結婚をするのだが、結婚式というハレの場から日常生活のケの日々が始まると、大方あのハレの日に誓ったコトバやキモチを忘れてしまう。指輪を合わせ、キモチを合わせる。また幸福な気分で二人の関係を新たに確認する。そのような幸せを感じるきっかけや時間をデザインした。またこの合わせる技術は、日本の伝統的木造建築の、精緻な<継ぎ手>からインスパイアーされたもので、釘や接着剤を使わない継ぎ手は、古来から多くの寺社建築に使われてきた、日本が世界に誇る建築文化である。結果として、世界的なデザイン賞の一つであるドイツの「iF design award 2014」をプロダクトデザイン部門で受賞した。
著者
横山 陽子
出版者
千葉大学大学院人文社会科学研究科
雑誌
千葉大学人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 (ISSN:18817165)
巻号頁・発行日
vol.240, pp.66-146, 2012-03-28

千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書第240集「記録史料に関する総合的研究VII - 記録史料と日本近世社会VI -」菅原憲ニ 編"A Comprehensive Study on Historical Records and Archives - Historical Records and Archives in the Early Modern Japanese Society -" Report on Research Project No.240