著者
本郷 健 齋藤 実 須藤 崇夫 堀口 真史 佐野 和夫 横田 一弘
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.26, pp.300-301, 2010

情報科教育の目標として,情報的な見方・考え方の育成を提案し,教材の開発を進めて来ている.新しい考え方を普及させ,普段の教育場面で広く実施していくためには,先進的実践者のさまざまな教育資料を共有する必要がある.特に,新しい考え方を目標として掲げた授業では,授業イメージが捉えにくいという課題がある.授業で初めて展開しようとする時に求められる指導資料等を中心に情報を提供するサイトを試作した.
著者
緒方 啓孝 小山 嘉紀 岡部 一光 小宮山 哲 張 英恩 藤野 猛士 横田 一正
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌 = Journal of the Japan Information-culture Society (ISSN:13406531)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.68-73, 2011-12-13
参考文献数
23

様々な業種において,笑いや笑顔が重要であるとされている。特に介護施設では,職員の笑顔による環境の改善が望まれている。しかし,笑顔を客観的に容易に評価する一般的手法がないため,笑顔を身に付けるための効果的な教育や指導,訓練等を行うことが難しいという問題がある。笑顔の客観的評価の一手法として,画像処理技術を用いた方法があるが,感情の表出の一つである笑顔をICTにより判定を強制することへは批判も見られる。本研究では,介護施設の職員を対象としてICTを利用した笑顔判定を行い,実際に判定を受けた職員に対して意識調査を実施した。特定施設入居者生活介護事業や訪問介護事業所等,それぞれ異なる介護サービスを提供する6事業所の職員を対象に,笑顔判定の実験および質問紙調査を実施した。質問紙調査の結果に対して因子分析・テキストマイニング分析を行った。その結果,笑顔に対して興味・関心を持ち,笑顔への自信や意識の向上,笑顔への興味・関心の向上が確認できた。また,ICTを用いた笑顔判定を職員は楽しみながら行ったことが分かった。