著者
山﨑 瑞己 櫻井 美緒 三浦 雅展
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.72, no.4, pp.182-189, 2016

<p>音楽作品の時代変遷を信号処理により調査するため,音響信号で表されたアニメソングを対象として公開年代の推定可能性を検討している。618通りのアニメソングに対し音響パラメータを算出しクラスタリングを行うことで,10年及び20年での年代における傾向の変化が示されている。また,年代推定に有効な音響パラメータを検証している。得られたパラメータセットを用いてアニメソングの公開年代を自動推定したところ,55.3%の正解率が得られている。人間による公開年代の評価精度は,被験者10人による平均が48.3%であることから,提案手法は人間の判断に近い水準で推定できることが確認されている。</p>
著者
塚越 徳子 櫻井 美緒 瀬沼 麻衣子 京田 亜由美 二渡 玉江
出版者
北関東医学会
雑誌
北関東医学 (ISSN:13432826)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.49-57, 2022-02-01 (Released:2022-03-18)
参考文献数
25

目 的:救急・集中治療領域において家族にエンドオブライフ・ケアを行う看護師の困難に対する対処を明らかにする.方 法:救急外来および集中治療室の看護師15名にインタビューガイドを用いた半構造化面接調査を行った.面接調査は,質的記述的研究手法を参考に分析した.結 果:困難の対処として,【困難の解決に向けた模索】【巻き込まれる自分の感情を守るための方策】【エンドオブライフ・ケアに対する意欲の高まり】が生成された.考 察:救急・集中治療領域看護師は,家族の悲痛な感情に看護師自身が巻き込まれすぎないように一定の距離を保ちながら,家族の反応や心情を探っていた.困難の対処には,同僚の存在が重要であり,部署全体やチームなどの組織的なエンドオブライフ・ケアへの取り組みの必要性が示唆された.看護師自身の気持ちや経験を語る場の設定や,家族に対するエンドオブライフ・ケアの動機付けを高める教育を行うことが重要である.
著者
山﨑 瑞己 櫻井 美緒 三浦 雅展
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.72, no.4, pp.182-189, 2016-04-01 (Released:2017-07-01)
参考文献数
9
被引用文献数
1

音楽作品の時代変遷を信号処理により調査するため,音響信号で表されたアニメソングを対象として公開年代の推定可能性を検討している。618通りのアニメソングに対し音響パラメータを算出しクラスタリングを行うことで,10年及び20年での年代における傾向の変化が示されている。また,年代推定に有効な音響パラメータを検証している。得られたパラメータセットを用いてアニメソングの公開年代を自動推定したところ,55.3%の正解率が得られている。人間による公開年代の評価精度は,被験者10人による平均が48.3%であることから,提案手法は人間の判断に近い水準で推定できることが確認されている。