著者
正本 博士 織田 貴雪 森田 健太郎 重松 幹二 松藤 康司 柳瀬 龍二
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会研究発表会講演論文集 第19回廃棄物学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.234, 2008 (Released:2008-11-25)

2006年以降廃石膏ボードの処分方法の変更に伴い管理型最終処分場への埋立量が増加している。管理型最終処分場内では有機物が共存することにより硫化水素の発生が懸念されその対策が急務となっている。本研究では、廃石膏ボードと他の廃棄物を混合埋立することにより硫化水素の発生を抑制することを試みた。また、準好気性、嫌気性での埋立構造の違いについても検討した。その結果次の3点の内一つ以上が実現できれば硫化水素は発生しなかった。(1)浸出水のpHが9以上の強アルカリ性。(2)浸出水のTOCが30mg/l以下。(3)埋立構造を嫌気的にしない。更にこれらの条件が満たされなくても(4)廃石膏ボードと焼却残渣を混合埋立することで硫化水素の発生を抑制することが可能であった。そのメカニズムについて考察したところ、浸出水のpHと廃棄物中に含まれる鉄分が硫化水素発生抑制に貢献していることが分かった。
著者
土山 真未 正本 博士 コウハクル ワサナ 重松 幹二
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.315-320, 2019 (Released:2019-08-30)
参考文献数
12
被引用文献数
1

“Kawaii” is a sensibility peculiar in Japan, but widely used in the world nowadays. In this report, the kawaii degree of twelve aroma oils and the concentration dependence were evaluated by sensory evaluation. Mostly, higher kawaii evaluation appeared at lower concentration, but at higher concentration in fruits fragrances. On the other hand, high correlation (R = 0.796) between kawaii and preference was observed. However, their factors were different. For high “kawaii”, the impression terms of “feminine” and “infant” were derived. In high “preference”, “favorable impression” and “friendly” were derived. Incidentally, there was no gender difference for recognition of “kawaii”. By classifying subjects with similar recognition of “kawaii”, groups mixed with male and female were formed.
著者
重松 幹二 大賀 祥治 正本 博士 三島 健一 亀井 一郎
出版者
福岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

菌糸体から水可溶性のβ-グルカンを抽出するために、マキネッタ抽出器の適用を検討した。その結果、漢方薬として用いられるブクリョウや各種食用キノコから効率良くβ-グルカンを抽出することができた。また、カンゾウからグリチルリチン酸、オウレンやオウバクからベルベリン、樹木樹皮からタンニンを抽出することもできた。これら抽出液の活性は高く、特にブナシメジからのβ-グルカンは高い抗腫瘍活性を有していた。