- 著者
-
永村 悦子
中根 芳一
永村 一雄
中谷 明男
三木 信博
- 出版者
- 社団法人空気調和・衛生工学会
- 雑誌
- 空気調和・衛生工学会論文集 (ISSN:0385275X)
- 巻号頁・発行日
- no.59, pp.105-116, 1995-10-25
- 被引用文献数
-
4
大阪(新版),奈良,金沢,輪島の標準気象データ平均年を作成し,これらに従来の大阪平均年,富山平均年を加えて,各要素の日平均値の年間変動,平均的日変動,頻度分布による各地の気候特性の比較検討を行った.その結果,大阪(新)の水平面全天日射量が大阪(旧)よりも大きく,7月には月積算値で約130MJ/(m^2・月)もの差異がみられた.また水平面全天日射量の頻度分布では,大阪(新),奈良とも最大30MJ/(m^2・日)近くまであるのに対し,大阪(旧)では,水平面全天日射量24MJ/(m^2・日)以上の頻度がゼロとなっている.さらに,奈良の気温はほぼ1年を通して大阪よりも約2℃低く,金沢では輪島,富山よりも1〜3℃高いことがわかった.