著者
八原 俊彦 西の平 幸司 河合 秀夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.2838-2841, 1999-06-15

和文・英文の文字情報処理システムの性能比較は システム入力のためのキーボード「ストローク数」に加えて 和文は変換漢字の選択・確認などに要する「変換作業時間数」も考慮する必要がある. 本論文は 「ストローク数」に注目して 日米の憲法 技術論文 経済・時事間題記事 小説などの和・英対訳文を計測サンプルとして まず 漢字無変換ローマ字入力時の「ストローク数」を 次いで 漢字変換時の「ストローク数」増加分の計測結果を報告している. 英文のストローク数は和文の場合より 漢字無変換時で平均22% 漢字変換増加分を含めても14%多いことが示された. 漢字変換によるストローク増加分はたかだか17%であった.This paper describes the measured result comparing key-stroke-number for text-input between in Japanese and in English. The number of key-stroke for Japanese is firstly measured in Roma-ji text-input without Kanji-conversion. The additional key-stroke-number measured secondly for Kanji-conversion increases by 17% or less. The result shows that the average key-stroke-number for English is required larger by 14% than for Japanese after the conversion.
著者
河合 秀夫 田村 進一 黒須 顕二
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.37, 1988-09-12

我々は「音声による自動券売機」の実現を目的とした複合的研究に着手した.この複合的というのは,本目的を達成するためにプラスになる手段であれば足し合わせて実現していこうということである.本研究で用いた手段としては,(1)音声認識.(2)口形画像の利用.(3)対象となる各駅名の母音構成の分析.の3つを用いた.なお,今回の発表ではこの3つの手段についての基礎的な実験と考察を述べる.