著者
河村 真人
出版者
東北医科薬科大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2020-04-01

研究代表者は、消毒薬のクロルヘキシジンに抵抗性を獲得した緑膿菌がキノロン系抗菌薬にも耐性を示すことを見出している。抗菌薬の不適切使用が薬剤耐性菌(AMR)を出現させると考えられてきたが、消毒薬使用による抗菌薬耐性菌出現の可能性も示唆される。本研究の目的は、緑膿菌に対するクロルヘキシジンや塩化ベンザルコニウムなどの消毒薬使用が、抗菌薬の交差耐性獲得に関与するか否か検討し、そのメカニズムを解明することである。抗菌薬の適正使用のみだけではなく、生体や環境中に消毒薬を用いる看護師を中心とした全ての医療スタッフが、耐性菌問題に取り組む必要性がある。