著者
阿部 敬由 豊浦 正広 茅 暁陽
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.16, pp.131-134, 2012-03-09

我々は,指定した画家のスタイルを写真に転写する手法を提案する.提案手法によって,その画家が描いたような絵画調画像を写真から生成できる.写真が入力として与えられると,まず,指定した画家のデータベースから,入力した写真と似た構造を持った絵画が探索される.探索には,人間がシーンの大まかな構造を知覚するのに利用しているとされるGIST特徴量を用いる.次に,探索された絵画の色遣いと筆使いを入力写真に転写することで,その画家のスタイルを反映した絵画調画像を生成する.この提案手法では,写真と画家を指定するだけで,画材や技法を意識することなく,自動的にその画家のスタイルの絵画調を生成することができる.
著者
茅 暁陽 高橋 成雄 小俣 昌樹 吉田 典正 豊浦 正広
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、ユーザの情動を感知する情動センシング、情動をコンピュータ内で認知・利用する情動アナリシス、情動に適応する画像や映像を合成する情動適応型イメージシンセシスの各フェーズからなる閉じた処理ループを構成することにより、人間中心の情報ネットワークシステムの重要な基盤技術としての新しい CG技術-affective rendering の確立を目的として、感情価と覚せい度で構成される 2 次元情動モデルを使用し、各種視覚要素が情動に与える影響の調査、生体情報より2次元情動空間における状態の推定および情動を特定な状態に誘導する視覚アニメーションの設計と提示技術を開発した。
著者
岩田 康宏 浦 正広 中 貴俊 後藤 昌人 遠藤 守 山田 雅之 宮崎 慎也 田村 浩一郎
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.13, pp.1-2, 2011-05-06

動画コンテンツ投稿者は,投稿コンテンツが視聴者に与えた印象等の情報を必要としているが,それが得られるかは視聴者の自発性に依存するところが大きい.そこで本研究では,動画共有コミュニティにおけるユーザのアクテイピティに着目し,ユーザ間のコミュニケーションを活用する事で自発性を促す手法を提案する.In video-sharing sites, video content contributors need information such as influence that gave to viewers. However, whether that information is obtained depends on viewers' initiative. In this study, we present a method for urging unprompted evaluation using communications between users based on users' activities in video-sharing community.
著者
大竹 杏奈 浦 正広 久野 秀幸 中 貴俊 山田 雅之 遠藤 守 宮崎 慎也 安田 孝美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎
巻号頁・発行日
vol.110, no.35, pp.57-58, 2010-05-07

地域の活性化において観光は重要な要素であり,その集客において広告の果たす役割は大きい.しかし,観光は居住地域や年齢の異なる様々な層を対象とするため,単一メディアによる情報配信ですべての層をカバーすることは困難である.そこで本研究では,複数のメディアを用いることでそれらの層をカバーする,ワンソース・マルチユースのクーポン配信システムを構築する.
著者
浦 正広 山田 雅之 遠藤 守 宮崎 慎也 安田 孝美
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.21, pp.7-12, 2009-06-08

サンドアニメーションは,砂によりアニメーション作品を制作するアート技法,または,その制作過程をパフォーマンスとするパフォーマンスアートの総称である.作品制作に砂とライトを用いることで,セピア調で温かみのある独特の表現が可能であるが,作品の制作や保存が困難であるため,未経験者がそれを体験することは容易ではない.そこで本研究では,サンドアニメーション風の画像生成のためのペイントツールを開発する.サンドアニメーションに見られる局所的な砂の変化の表現を実現し,インタフェースとしてマルチタッチスクリーンを採用することで,実際の作品制作に近い制作環境を提供する.