著者
山本 利春 笠原 政志 清水 伸子
出版者
一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
雑誌
日本アスレティックトレーニング学会誌 (ISSN:24326623)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.101-108, 2020-04-30 (Released:2020-06-05)
参考文献数
8
被引用文献数
1

学校現場において,救急対応やスポーツ外傷・障害予防の必要性は高く,その対応を担う専門家が具体的に介入することが有用ではあると考えられるが,学校現場の多くにおいて,児童・生徒の事故やスポーツ外傷・障害に対して最初に対応しなければならないのは教員である.つまり,その教員が救急対応やスポーツ外傷・障害予防のコンディショニングに対して正しい知識を持って的確に対応できることが,学校現場でより求められていることになる.しかしながら現状では教員の救急対応能力は十分とは言えない状況である.したがって,今後は様々な場で多くの指導者(教員)を対象に救急対応やスポーツ外傷・障害予防のためのコンディショニングに関する講習会を開催していく必要があると考えられる.同時に,学校現場へ救急対応やスポーツ外傷・障害予防ができるトレーナーなどの専門的スタッフが配置することができれば,従来からの課題であるスポーツ外傷・障害を減らすための質を高めることができると考えられる.