著者
渡辺 浩志 久田 俊明 野口 裕久
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.59, no.557, pp.183-190, 1993
被引用文献数
4 1

'Kinking' is known as an unstable behavior of a twisted slender rod, which occurs after the torsional buckling. It is simulated by a hyper-elastic finite element code developed by the authors, with hexahedral solid elements. The mechanical characteristics and the criterion of the kinking are successfully discussed. An incompressible constraint to model a rubber-like material is introduced in the simulation by the Lagrange multiplier method and the penalty method. It is found that the former method is computationally more efficient in the case of extremely large deformation such as kinking.
著者
安藤 大 渡辺 浩志 林 泰仁 小谷野 浩 椎名 高之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13
被引用文献数
2

近年, インターネットにおいて双方向のリアルタイム音声通信を行うインターネット電話という種類のアプリケーションが普及し始めている. また, インターネットと既存の電話網間でプロトコル変換を行い音声通信を可能とするゲートウェイ(GW)を用いて, <電話-GW-インターネット-GW-電話>の通信リンクを確立し, 通信料金を節約するサービスなども提案されている. しかし, これらのアプリケーションやサービスは, 基本的に独立したサービスとして提供されているため, インターネットと電話網を統合して扱える音声通信サービスが求められていた. 本報告では, インターネットと電話網を統合して音声通信を行うシステムの構成方法について検討し, 本システムの有効性について考察する.
著者
井原 雅行 中島 浩 宮田 章裕 青木 良輔 石田 達郎 瀬古 俊一 渡辺 昌洋 橋本 遼 渡辺 浩志
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.359-370, 2019-11-25 (Released:2019-11-25)
参考文献数
22

This paper introduces a case study intended for verifying, evaluating and improving technologies for a practical service; its process is analyzed using the design thinking approach. We develop and evaluate two technologies for disaster situations; a resilient information sharing platform and a mutual safety confirmation application on the platform. The case study includes a variety of verifications and evaluations such as a system work test in a disturbed public space, a larger scale system work test, and user acceptance evaluations that address both usability and psychological factors. The heart of our improvement process is it repeated back-step in the service design process for more efficient incremental advancement. We advance the field of technology research and service design research by providing guidelines for technology improvement and/or service design through the introduction and analysis of the practical case study.
著者
望月 昭 野崎 和子 渡辺 浩志 八色 知津子
出版者
一般社団法人 日本行動分析学会
雑誌
行動分析学研究 (ISSN:09138013)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-20, 1989-03-31 (Released:2017-06-28)

4名の精神遅滞を伴う成人聾者を対象として, 4種の「表情画」(「かなしい」「おこる」「うれしい」「ふつう」), 対応する「サイン」, および「文字」の3者間の等価関係の獲得訓練を条件性弁別課題を用いて試みた。対象者のうち, 2名は「サイン」-「表情画」, 「文字」-「表情画」の2種の条件性弁別課題における選択行動を強化した結果, 「サイン」-「文字」課題と表出課題については, 直接訓練することなしに獲得することができた。他の2名については, 「サイン」-「表情画」課題に引き続き行われた「文字」-「表情画」課題の獲得が困難であり, 「サイン」-「文字」課題について直接訓練したところ, 他の課題についても完成することができた。表出への転移は, 4名の対象者ともに書字あるいはサインのいずれかで, 弁別訓練中に使用した表情について行うことができたが, 新たな人物の表情写真あるいは生きた人物の表情に対する表出の般化は, 直後のテストでは4名中2名で認められた。また, 訓練の脈絡を離れた場面で4名中2名について獲得した語彙を表出したことが報告されたが, 場面に適した使用が認められたのは1名のみであった。