著者
田中 利佳 一柳 達幸 角田 和代 Rika TANAKA Tatsuyuki ICHIYANAGI Kazuyo KAKUTA 鈴鹿大学 鈴鹿大学 鈴鹿大学 Suzuka Universitiy Suzuka Universitiy Suzuka Universitiy
出版者
鈴鹿大学
雑誌
鈴鹿大学紀要Campana = Suzuka University journal (ISSN:21896984)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.79-92, 2016-03-10

熱気球の運航は、気象の変化に大きく影響を受ける。そのためパイロットは、安全な運航を行うための気象に関する知識と変化を予測する力が必要である。気象の変化をより正確に予測するために必要な知識は、天気図の解読、雲の特徴、地形特有の気象変化などである。さらにパイロットは、見えるもの、感じるもの全てから気象の情報を得る姿勢を持ち、気象の変化を正確に予測するトレーニングを続けることが重要である。不特定多数のゲストを搭乗させる係留は、ロープで地上に固定されていること、活動する時間帯が日中であること、活動が長時間に及ぶことから、自由飛行以上に気象の変化に影響を受ける。したがって、パイロットは、係留を安全に行うために「係留の中止を決定する基準」を持つ必要があり、その基準は、次の1~5であると考えられる。1.風速4m/sec またはパイロット技能の許容範囲を超えているとき2.インフレ時に球皮が暴れクルーが振り回されるとき3.クルーが地上で熱気球を静止させることが不可能なとき4.サーマルの発生もしくは強い上昇気流が発生したとき5.積乱雲の急激な発達が確認されたとき
著者
田中 美保子 鳥巣 哲朗 田中 利佳 生駒 明子
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

全顎的なインプラント補綴患者で咬合接触面積、最大咬合力、咀嚼能率、硬さ認知能を測定した。縦断研究でインプラント手術前、上部構造装着日、装着1-2週間後、装着3か月後の4回分析した結果、咬合接触の増加と並行して咬合力は短期的に回復したが、咀嚼効率は咬合力と連動していないことが示唆された。横断研究では、歯牙対歯牙、歯牙対インプラント、インプラント対インプラント、義歯対インプラントの4群で比較し、咀嚼機能には歯根膜の関与が、硬さ感覚にはOsseoperceptionの関与が示唆された。本研究の成果は、インプラント治療後の咀嚼適応に対する指標の明示や咀嚼力発現メカニズムの解明に貢献するものと考える。