著者
田中 大貴
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.21-24, 2013

Whether people punish an unfair partner has been investigated using the ultimatum game, in which a proposer makes an offer of how to divide a fixed amount of money between him/herself and a responder, and the responder decides whether to accept or reject the proposer's offer. Previous studies have revealed that it is the proposer's unfair intention, rather than the unfair offer itself, that increases the rejection rate. However, all of the previous studies employed the strategy method, wherein the responders had to decide whether to reject various offers before examining the proposer's actual offer. The primary purpose of the present study was to examine whether the effect of unfair intention would be replicated when the responders made their decision upon receipt of the proposer's offer. Accordingly, in the present study, participants received an unfair offer (i.e., the proposer would take 90% of the resource) that was made intentionally or unintentionally, and then decided whether to accept it. The result showed that the unfair offer was rejected more frequently in the intention condition than the no-intention condition.
著者
田中 大貴 森 恵莉 関根 瑠美 鄭 雅誠 鴻 信義 小島 博己
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.119-122, 2020-06-15 (Released:2021-06-15)
参考文献数
13

塩化亜鉛液を浸した綿棒で上咽頭を擦過する上咽頭擦過療法 (Epipharyngeal Abrasive Therapy: EAT) は, 組織の収斂・抗炎症作用を利用した上咽頭炎など初期の感冒症状に対して一部の施設にて行われている。 上咽頭擦過療法で稀に嗅覚障害を来すことがあるとされるが, 詳細な報告はない。 国外ではグルコン酸亜鉛液が初期の感冒に効果があるとされ市販されており, このグルコン酸亜鉛液による点鼻治療で嗅覚障害を来したという報告が散見する。 また硫化亜鉛や酸化亜鉛も動物実験で嗅覚障害を起こしたという報告がある。 今回, 塩化亜鉛液が原因と考えられる嗅覚障害の例を経験し, 塩化亜鉛も他の亜鉛化合物と同様に嗅覚障害を呈する可能性が考慮されたため, 文献的考察を加えて報告する。
著者
田中 大貴 馬場 雪乃 鹿島 久嗣 齋藤 朋也 大久保 雄太
出版者
人工知能学会
雑誌
2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
巻号頁・発行日
2018-04-12

本研究では、運転時の位置情報や速度・加速度等の運転データを用いたドライバー識別に取り組む。既存研究では十数人のドライバー識別を対象にしていたのに対し、本研究では、最大1万人という大規模なドライバー識別を扱う。実データを用いた実験により、提案法がベースラインよりも精度良くドライバーを識別できることを示した。特に、位置や時間に関する特徴量が大規模ドライバー識別に極めて有効であることを示し、また、速度や加速度情報もドライバーの識別に一定の寄与があることを示した。
著者
田中 大貴
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.21-24, 2013-08-31 (Released:2017-02-24)

Whether people punish an unfair partner has been investigated using the ultimatum game, in which a proposer makes an offer of how to divide a fixed amount of money between him/herself and a responder, and the responder decides whether to accept or reject the proposer's offer. Previous studies have revealed that it is the proposer's unfair intention, rather than the unfair offer itself, that increases the rejection rate. However, all of the previous studies employed the strategy method, wherein the responders had to decide whether to reject various offers before examining the proposer's actual offer. The primary purpose of the present study was to examine whether the effect of unfair intention would be replicated when the responders made their decision upon receipt of the proposer's offer. Accordingly, in the present study, participants received an unfair offer (i.e., the proposer would take 90% of the resource) that was made intentionally or unintentionally, and then decided whether to accept it. The result showed that the unfair offer was rejected more frequently in the intention condition than the no-intention condition.
著者
田中 大貴 森 恵莉 関根 瑠美 鄭 雅誠 鴻 信義 小島 博己
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.157-162, 2021-06-15 (Released:2022-06-15)
参考文献数
11

本邦では家庭用洗剤として次亜塩素酸塩がよく用いられ, 複数の会社で製品化されている。 使用の際には酸性洗浄液との併用禁忌や換気, マスクや手袋・ゴーグル等の着用の推奨などの使用上の注意が記載されている。 しかし, 防護や換気をしたのにも関わらず健康被害を呈することもあり, その一つに嗅覚障害を呈したというソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) 上の書き込みが散見されるが, それを詳細に報告した論文はない。 今回, 塩素系洗浄剤の使用後に嗅覚障害を呈した2例を経験した。 次亜塩素酸や代謝産物である有機塩素化合物が嗅裂炎を起こし, 気導性嗅覚障害を呈する可能性や, 繰り返す次亜塩素酸の曝露が嗅上皮の再生能・恒常性の障害や炎症細胞浸潤による神経障害を引き起こして神経性嗅覚障害を呈する可能性がある。 塩素系洗浄剤を使用する際には, 使用上の注意を遵守すること, また嗅覚障害出現時には同洗浄剤の使用を直ちに中止し, 専門の医療機関を受診することが重要と考えた。
著者
田中 大貴 馬場 雪乃 鹿島 久嗣 齋藤 朋也 大久保 雄太
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.2M303, 2018

<p>本研究では、運転時の位置情報や速度・加速度等の運転データを用いたドライバー識別に取り組む。既存研究では十数人のドライバー識別を対象にしていたのに対し、本研究では、最大1万人という大規模なドライバー識別を扱う。実データを用いた実験により、提案法がベースラインよりも精度良くドライバーを識別できることを示した。特に、位置や時間に関する特徴量が大規模ドライバー識別に極めて有効であることを示し、また、速度や加速度情報もドライバーの識別に一定の寄与があることを示した。</p>
著者
田中 大貴 伊藤 克亘
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.121-122, 2017-03-16

現在, 電子オルガン譜が少ない事から, 演奏者は好きな曲を弾いて練習できず, 練習意欲が損なわれてしまっている. 本論文では, 電子オルガン演奏者の練習意欲向上のために総譜から電子オルガン譜へ自動編曲するシステムの提案を行う. 音楽はメロディ・ハーモニー・ベースラインなどから構成されている. そこで, これらの要素を総譜から探すために, 旋律のクラスタリングを行う. 分類に考慮する特徴として, 発音時刻・発音持続パターン・音高の動き・和声を元にする. 分類されたグループから楽曲のイメージを保つのに重要なメロディ・ハーモニー・ベースラインを選択し, 三段組の楽譜を作成する. 最後に, 電子オルガンで演奏できる範囲に修正を行う. 評価は視聴評価と楽譜を用いた客観評価を行う.