著者
中野 あずさ 益子 育代 田村 文子
出版者
群馬県立県民健康科学大学
雑誌
群馬県立県民健康科学大学紀要 (ISSN:18810691)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.51-62, 2006-03

目的:本研究の目的は,精神看護学実習におけるプロセスレコードを使った指導の有効性について検討するものである.方法:対象は,精神看護学実習での困惑場面について再構成されたプロセスレコード44例である.プロセスレコードを使った指導は,1)ロールプレイ,2)かかわりの評価,3)縦読み,4)横読み,の手順に従って実施された.本稿は,学生の困惑状況とその問題要因について分析を行った.結果:学生の困惑状況は8つのカテゴリーに分類できる.さらに,その問題要田は,1)コミュニケーションスキルの未熟さによる状況把握の不足,2)察しの悪さによる共感性の欠如,3)わかったつもりになって患者へ不快感を喚起してしまうこと,4)精神症状に対する不安,の4つのパターンに整理された.学生はロールプレイを通して患者に対する共感性が高まり,縦読み・横読みから自分のかかわりの問題点と改善策を見出だすことができた.
著者
神田 清子 正田 美智子 田村 文子 佐藤 久美子 中澤 次夫
出版者
群馬大学医療技術短期大学部
雑誌
群馬大学医療技術短期大学部紀要 (ISSN:03897540)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.65-68, 1989-03-31

The protective effects of wearing masks on pollens of Japanese cedar were investigated in 27 patients with Japanese cedar pollinosis. In 85% of patients, nasal symptoms slightly or moderately decreased after wearing masks. The improvement was manifested in nasal discharge and sneezeing, and but not in nasal obstruction. Conjunctival symptoms also improved in some cases. These results suggest that mask-wearing is of some value in the prevention of Japanese cedar pollinosis.
著者
中村 郁美 Nakamura Ikumi 田村 文子 Tamura Fumiko 大澤 真奈美 Osawa Manami
出版者
群馬県立県民健康科学大学
雑誌
群馬県立県民健康科学大学紀要 (ISSN:18810691)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.45-56, 2017-03

目的:統合失調症患者が地域生活において対処できない問題とその対処に向けた訪問看護師の支援を明らかにする.方法:A県内の精神科病院および訪問看護ステーションにおいて統合失調症患者を支援している訪問看護師を対象として面接調査を行い,Berelson,B.の内容分析を参考にして分析した.結果:訪問看護師が語った統合失調症患者が地域生活において対処できない問題は,【服薬自己管理ができないため薬を正しく飲めない】【入浴・洗髪・行為をできないため清潔が保てない】など11コアカテゴリが抽出された.統合失調症患者が地域生活において対処できない問題の対処に向けた訪問看護師の支援は,《服薬自己管理ができるように服薬確認や声かけを行う》など17コアカテゴリであった.結論:訪問看護師は,患者が地域生活において対処できない服薬,清潔,金銭管理,熱中症予防などの問題に対して,患者の状態に合わせて段階的に継続的な支援を行っていた.
著者
神田 清子 正田 美智子 田村 文子 佐藤 久美子 中澤 次夫
出版者
群馬大学医療技術短期大学部
雑誌
群馬大学医療技術短期大学部紀要 (ISSN:03897540)
巻号頁・発行日
no.9, pp.65-68, 1989-03-31

The protective effects of wearing masks on pollens of Japanese cedar were investigated in 27 patients with Japanese cedar pollinosis. In 85% of patients, nasal symptoms slightly or moderately decreased after wearing masks. The improvement was manifested in nasal discharge and sneezeing, and but not in nasal obstruction. Conjunctival symptoms also improved in some cases. These results suggest that mask-wearing is of some value in the prevention of Japanese cedar pollinosis.