著者
白井 正樹 太田 文彦 菅野 純弥 伊藤 憲彦 中島 慶人 竹内 亨
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.19-23, 2022-03-25 (Released:2023-03-25)
参考文献数
26

太陽光発電所では,カラス属の落石によるものと思われる太陽光パネルの破損が確認されており,パネル破損の発生メカニズムを理解するために,米倉山太陽光発電所(山梨県甲府市)でカラス属の飛来頻度とパネル破損の関係を調査した.ビデオカメラによるカラス属の飛来観測を2つの調査区画(区画A,B)で,2期(第1期:2017年10月24日-2018年1月18日, 第2期:2018年1月19日-3月9日)に亘ってのべ3,792時間行った.調査の結果,飛来頻度が最も多かった第2期・区画B(41個体/時)でのみパネル破損が確認され,パネル破損やパネル上の石の残留の発生確率はカラス属の飛来頻度と正の相関関係が認められた.本研究から,カラス属の飛来頻度が増加すると太陽光パネルの破損するリスクが上昇することが示唆された.
著者
白井 正樹 那須 崇史 臼木 大翔 山本 麻希
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.139, no.4, pp.522-523, 2019
被引用文献数
1

<p>In this study, we used a miniature electrocardiogram (ECG) data-logger and evaluated the physiological response of carrion crows (<i>Corvus corone</i>) to an auditory repellent stimulus. Three carrion crows had an average heart rate of 243 bpm before they were exposed to the auditory stimulus. Their heart rates increased significantly to 302 bpm on initial exposure to the auditory stimulus and decreased gradually as the stimulus was repeated.</p>