著者
赤坂 清和 福田 敏幸 澤田 豊 泉 美帆子
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.349-356, 2008 (Released:2008-07-28)
参考文献数
76

スポーツ理学療法のエビデンスを調べるために,2000年以降のシステマティックレビュー76件を抽出した。システマティックレビューの対象となった身体部位は,膝関節・下腿,足関節・足部が多く,問題では,疼痛,筋力低下,運動耐容能低下などが多かった。理学療法の治療としては,ストレッチ・モビライゼーション・マッサージ,筋力増強,装具・テーピング,スプリント,物理療法などが多かった。これらの特徴を明らかにすると共に,科学的根拠の観点にてスポーツ理学療法の実践方法を紹介する。
著者
大野 吉郎 潮見 泰蔵 黒沢 和生 関 勝男 高橋 高治 猪股 高志 福田 敏幸 今泉 寛 丸山 仁司 秋山 純和
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
理学療法のための運動生理 (ISSN:09127100)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.109-111, 1987 (Released:2007-03-29)
参考文献数
2

健康成年男性6名を対象として、一定頻度(1回/10秒)でtotal rotation pattern(以下TRPとする)、partial rotation pattern(以下PRPとする)、none rotation pattern(以下NRPとする)による起き上がり動作を行わせ、各動作での酸素消費量、心拍数を測定し、パターンの相違によるエネルギー消費量の変化について検討した。その結果、FRP、PRP、NRPの順で酸素消費量および心拍数は低くなった。これは運動発達の順序に即したものと考えられ、この順序がエネルギー消費からみて、より効率の良い起き上がりパターンへの移行と解釈できる。