著者
稲葉 洋子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.383-391, 2012-09-01 (Released:2012-09-01)
参考文献数
7

阪神・淡路大震災関係資料を収集・提供している神戸大学附属図書館「震災文庫」が,震災資料収集の1つのモデルとして再び注目されている。神戸大学附属図書館では,東日本大震災後,東北被災地域に対して復旧関連文献の無料提供サービスをするとともに,図書館に対して「震災文庫」が蓄積してきたノウハウをすべて提供している。また,阪神地域と東北地域の図書館のネットワーク作りの仲介にも貢献している。今回,構築を開始して18年目に入った「震災文庫」について,1995年の資料収集開始からインターネットでの情報発信,一般公開,写真のデジタル化発信,一枚もの資料のデジタル化に伴う著作権処理等,現在までの活動の動きを振り返る。今次の震災資料を収集する図書館担当者へのヒントになることを期待したい。
著者
稲葉 洋子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.64-70, 2008-02-01

世界の文化を比較研究するファイル資料としてアメリカ・イェール大学で開発され,現在も世界中で利用されているHuman Relations Area Files (HRAF)がある。国立民族学博物館は1976年HRAFの正会員となり,大学共同利用機関としてファイル情報の提供や利用法の研修会を開催し,利用促進や広報に努めてきた。また,館内においてはHRAFを研究に活かしていくだけでなく,標本資料や文献図書資料等所蔵資料の分類にHRAFの分類法の一つであるOWC分類を付与している。紙ファイルからWeb版に媒体変更しつつあるHRAFは会員数を着実に増やしているが,民博でもより研究に活かしてもらう方法を考える時期にきていると考える。
著者
稲葉 洋子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.59, no.10, pp.486-491, 2009-10-01

近年,国立大学図書館では所属する大学の理念や目標・計画のもと,図書館も一部局として成果を上げ,かつ利用者への多様なサービス活動を展開していくことが求められている。だが,運営に関わる予算が厳しくなってきている現在では,図書館職員一人ひとりが企画をし,予算を獲得する能力が必要とされてきている。本稿では,国立大学法人化以降,国立大学図書館職員が置かれている状況と,その中でどのように自らスキルアップをして能力を高めていけばよいのか,現場から提案していく。
著者
稲葉 洋子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.64-70, 2008-02-01 (Released:2017-04-28)
参考文献数
8

世界の文化を比較研究するファイル資料としてアメリカ・イェール大学で開発され,現在も世界中で利用されているHuman Relations Area Files (HRAF)がある。国立民族学博物館は1976年HRAFの正会員となり,大学共同利用機関としてファイル情報の提供や利用法の研修会を開催し,利用促進や広報に努めてきた。また,館内においてはHRAFを研究に活かしていくだけでなく,標本資料や文献図書資料等所蔵資料の分類にHRAFの分類法の一つであるOWC分類を付与している。紙ファイルからWeb版に媒体変更しつつあるHRAFは会員数を着実に増やしているが,民博でもより研究に活かしてもらう方法を考える時期にきていると考える。
著者
稲葉 洋子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.64, no.9, pp.371-376, 2014-09-01

2015年1月で阪神・淡路大震災発生から丸20年を迎える。被災地に立地する神戸大学附属図書館「震災文庫」は,震災の3ヶ月後に震災関係の資料収集を開始,整理・保存・提供,そしてデジタル化における新しい試みを行いながら,インターネットによる情報提供,情報発信を続けている。その活動は,震災記録アーカイブのモデルとして,2011年の東日本大震災においても被災地の図書館等から注目されているが,被災地の,あるいは被災した人々の復興や地震研究には長い期間を要する。開始から20年を迎える「震災文庫」に関わった経験から,震災記録のアーカイブを継続・活用していくにはどのような考え方が必要なのか考察する。