著者
粕川 正充 角田 博保 森 裕子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.1198-1205, 1993-05-15
参考文献数
3
被引用文献数
10

R.JoyceとG.Guptaは個人認証を行う場合に、個人ごとの特徴をあるキーが打たれてから次のキーを打つまでの時間(以下、これを打鍵間時間と呼ぷ)に求め、その個人差を判定の基準とした個人認証手法を提案した。また筆者らはこの手法を改良し、新JG手法と呼ぷ別方式を提案した。さらに解析を進めて打鍵間時間の分布を調べるうちに、筆者らは連続多打鍵間の打鍵間時間の変動が、それを構成する個々の打鍵間時間の変動よりも小さくなる場合があることを見いだした。以下、この現象をアルペジオ打鍵と名付ける。このアルペジオ打鍵を利用することによって、JoyceとGuptaの提案した方法よりも効率的な個人認証手法を考案することができた。本論文では考案した手法について、JG手法、新JG手法との比較のもとに説明し、実験を通じて新手法の優位性を検証する。
著者
久野 靖 大木 敦雄 角田 博保 粕川 正充 Yasushi Kuno Atsuo Ohki Hiroyasu Kakuda Masaatsu Kasukawa 筑波大学大学院経営システム科学専攻 筑波大学大学院経営システム科学専攻 電気通信大学情報工学科 お茶の水女子大学情報科学科 Graduate School of Systems Management The University of Tsukuba Tokyo Graduate School of Systems Management The University of Tsukuba Tokyo Department of Computer Science University of Electro-Communications Department of Information Science Ochanomizu University
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.230-240, 1996-05-15
参考文献数
6
被引用文献数
4

図的ユーザインタフェースの一種として,アイコンで様々な対象を表現し操作するWIMP[1]インタフェースがある.WIMPインタフェースでアイコンに対する操作を指示するやり方(操作選択方式)としてメニュー,ドラグ&ドロップ,キー操作などがあるが,これらの間には,操作時間が短いものは柔軟性や分かりやすさに欠け,柔軟で分かりやすいものは操作時間が長いというトレードオフがある.筆者らはドラグ&ドロップの改良版として「アイコン投げ」(ドラグの途中でマウスボタンを離してもアイコンがこれまでの速度と方向で目的地に向かって移動し続ける方式)に注目し,その操作時間について実験と検討を行った.実験の結果,「アイコン投げ」インタフェースはメニュー,パレット,ドラグ&ドロップなどのマウスによる選択方法より有意に高速であり,誤り率も他の方法と比べて遜色ないため,図的インタフェースの基本操作として有望である.
著者
大木 敦雄 久野 靖 角田 博保 粕川 正充
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. OS,[システムソフトウェアとオペレーティング・システム] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.43-47, 1997-06-05
参考文献数
7

キーボードを有しないペンコンピュータでも、従来のUnix環境をそのまま利用できることを示す。T-cubeやUniStroke等のペン入力方式でキーボードと等価な入力機能をカーネルレベルやXクライアントとして実現すれば、キーボードベースのインタフェースを何ら変更することなく利用できる。
著者
角田 博保 粕川 正充
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.18(1990-HI-035), pp.51-58, 1991-03-07

変換型日本語ワードプロセッサのローマ字入力モード時の打鍵データを収集し、発想などの思考に要する時間を省くことにより滑らかに打たれている連続打鍵列を取り出して打鍵時間を分析した。被験者4人のそれぞれ数万打鍵のデータの隣接2打鍵(ダイグラフ)分析により、母音打鍵と子音打鍵によって打鍵時間頻度グラフが大きく変わること、同手打鍵では指の位置によって打鍵時間が特徴的であること、必ずしも交互打鍵が同手打鍵より速くないことが明らかになった。本論文では、連続打鍵列を取り出す手法、切り出された打鍵列を分析した結果を述べ、さらに分析すべき項目を指摘する。