著者
岩間 由希 細井 健太 趙 敦賛 森 竜雄 水谷 照吉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.592, pp.17-21, 2003-01-17
被引用文献数
1

有機ELの陽極として現在広く用いられているものにITOがある.ITOの表面の処理法を変え,それによる効果を接触角の測定や表面自由エネルギーを求めることによって検討した.またそれぞれの洗浄を行ったITO基板を用いて有機EL素子を作製し特性を比較評価した.表面処理にUVオゾン処理やO_2プラズマ処理を用いた場合,洗浄を行わない場合や有機洗浄のみの場合に比べITO表面はより親水性となり,また素子特性の向上がみられた.
著者
細井 健太郎 坂元 紫穂子 中村 克彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.173-174, 1997-03-12

われわれは, 超融合法 (hyper resolution)に基づく前向き推論による論理プログラミングの計算方式の研究を進めてきた. Prologに代表される多くの論理プログラムはSLD融合または後向き計算に基づくゴール駆動型計算モデルを採用しているが, 前向き推論に基づくアプローチは一般的な論理プログラミングとしてはあまり発展していない. しかし, Prologでは, 多くの言語のもつ配列や連想記憶の使用などのデータ構造がないため, 大量のデータの集合の処理を効率よく行ないにくい. また, ゴール駆動型の並列計算モデルは,共通の変数の代入による同期に多く依存しているため論理的な意味を多く失っているなどの問題点がある. われわれは, 前向き推論に基づく論理プログラミング言語Monologと処理システムを作成して, 広範囲の分野への応用をはかっている. 今回は, 効率の高い計算のために, 部分的マッチングの結果を2進探索木に格納する方法について述べる.