著者
須賀 晃一 吉原 直毅 薮下 史郎 若田部 昌澄 若松 良樹 船木 由喜彦 須賀 晃一 藪下 史郎 飯島 昇藏 船木 由喜彦 若松 良樹 梅森 直之 川岸 令和 清水 和巳 若田部 昌澄 谷澤 正嗣
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

社会的正義の基本概念は、今日の社会的問題、公共的問題に解決策を示唆しうるもの、また社会の歴史的・民主的発展に適合的な内実を備えたものであるべき点が明らかにされた。さらに、社会的正義の諸要素間の論理的整合性を追及する一方で、政策理論の基礎を与える組合せを、対象となる財・サービスごとに検討すべきことで合意が得られ、公共財・準公共財・価値財などに関していくつかの試みがなされた。公開性、公正性、接近可能性が重視される一方で、匿名性の処遇については意見が分かれた。
著者
若田部 昌澄
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

1970 年代日本のマクロ経済思想と経済政策の関係について歴史的な考察を行った。この場合の歴史的というのは、経済史的な事実を踏まえるだけではなく、経済学史、経済思想史的な観点から、当時のマクロ経済政策を分析することを意味している。この研究では、大きく言って三つの成果を得た。第一に、1970 年代の大インフレはそれを許容する経済思想のもとで生まれた。当時の政策担当者の間においてはインフレを許容する思想が強かった。為替政策については円高を恐れる発想が強く、財政政策については福祉国家建設が。第二に、日本銀行においては複数の思想があったものの、70 年代の経験を通じて物価安定化を強調する思想が強化されることになった。第三に、国際通貨制度の変化に対して当時の政策担当者、経済学者は一部の例外を除いてブレトン・ウッズ体制を前提としており、それが70 年代大インフレに貢献したと考えられる。
著者
若田部 昌澄
出版者
PHP研究所
雑誌
ボイス (ISSN:03873552)
巻号頁・発行日
no.385, pp.25-27, 2010-01