著者
藤井 勝之 伊藤 公一 田島 茂
出版者
The Institute of Image Information and Television Engineers
雑誌
映像情報メディア学会大会講演予稿集
巻号頁・発行日
pp.140, 2003 (Released:2004-03-26)

Studies of wearable computers have attracted public attention in these days. And one of the area of interest is the communication system adopted in those wearable computers. As anexample, wearable devices which use the human body as a transmission channel, have been developed. This communication system uses near field region of the electromagnetic wave generated by the device which is eventually coupled to human body by electrodes. However, little is known about the transmission mechanism of such devices in the physical layer. In this paper, we proposed calculation model of the transmitter attached to the arm of whole body in radio anechoic chamber using the FDTD method. From this model, we estimated the electric field distribution around the human body.
著者
平野 勝義 稲垣 直樹 藤井 勝之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.183, pp.115-120, 2009-08-27
被引用文献数
1

近年,携帯情報端末機器を持ち運び,いつでもどこでも情報のやりとりが行われるユビキタス社会が進捗している.将来電子機器は小型化,軽量化されていき,小型のコンピュータを身につけられると予想される.その一例として,On-body channel伝送があり,電極のついたウェアラブルデバイスの研究が盛んに行われている.しかし,人体通信の伝送メカニズムにはまだ不明な点が多く,人体の電気的特性を考慮した最適なデバイス設計はされていない.本稿では,On-Body Channel伝送に特化したデバイス設計の指針を示す.電極の入力インピーダンスは人体を抵抗体とみなした時の電極接地抵抗により説明できることがわかった.
著者
田中 盛一 藤井 勝之 徳田 浩 飯田 弘之 乾 伸雄 小谷 善行
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第50回, no.人工知能及び認知科学, pp.151-152, 1995-03-15

将棋において詰将棋の分野というのは大変重要な位置にある。詰将棋が将棋の勝ち負けを決する重要な要素に成りうるからである。そのため多くの将棋システムでは、まず詰将棋の探索を行ない、詰め手が存在しなければ通常の探索を行なうことが多い。しかし詰将棋探索ははとんどの場合不詰めを返してくるので、かなり時間の消費になる。詰将棋探索をまったくしないのはリスクが大きく、重要な場面で詰みが読めずに負けることになってしまう。そこで、本研究では詰みがあるかどうかを静的に判定する評価関数の実現を試みた。この評価関数は、ある将棋の局面を引数としてその情報から探索をせずに詰みがあるかどうかを数値で返す関数である。これは参考文献における一手詰めの計算の発展課題であるといえる。本稿で用いる用語を次のように定義する。王の退路 王手をかけられずに王が移動できる場所相手側の利きや、味方の駒、盤外、などによつて移動できない場所を8から引いた数である。したがって、0~8の整数値をとる。自勢力 先手の利きがあり、後手の利きがない場所
著者
徐 暢庸 藤井 勝之 齊藤 一幸 高橋 応明 伊藤 公一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.561, pp.93-96, 2006-01-19
参考文献数
8
被引用文献数
4

現在, インプラントデバイスは様々な分野で研究されている. 特に, インプラントアンテナは, 人体に埋め込まれることによりその特性に大きな影響が生じるため, アンテナ特性の正確な評価と検証が必要である. 本稿では, 2.4GHzのISM帯を利用した, 誘電体基板を用いたインプラントPIFAを提案する. まず, FDTD法により設計を行い, 次に, 2/3筋肉等価ファントムを用いて諸特性の測定を行った. その結果, 提案したインプラントアンテナは, 医療分野での近距離無線通信システムに利用可能であることが明らかになった.