著者
植田 弘師 澄川 耕二 井上 誠 藤田 亮介 内田 仁司
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2005

神経損傷に伴う難治性の神経因性疼痛の分子機構解明において、リゾホスファチジン酸(LPA)をめぐる治療標的分子の同定に成功した。主たる働きは知覚神経と脊髄後角におけるLPAの逆行性シグナルとしての脱髄や遺伝子発現制御とLPA合成を介する疼痛増強する機構である。脊髄内におけるLPA誘発性のミクログリア活性化、上位脳における同様なフィードフォワード機構、疼痛制御遺伝子発現のエピジェネティクス性増幅制御の存在など、新しい視点に立った創薬基礎を築いた。
著者
藤田 亮介 澤辺 正人 小田 文仁 河野 進
出版者
獨協医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

一般の有限群から構成されるキリン複体のホモトピーに関する諸性質をトポロジー的観点から調べ、詳しい情報を得ることができた。その過程で、5次以上の対称群とその部分群の場合には、互いに同変ホモトピー同値になるとの知見を得た。さらに有限位相空間論と関連付けることにより、新たな同変理論の創出に貢献することができた。