著者
西山 正紘 北原 鉄朗 駒谷 和範 尾形 哲也 奥乃 博
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. MUS,[音楽情報科学] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.31-36, 2007-02-23
参考文献数
13
被引用文献数
8

本稿では,アクセント構造およびムードの一致に基づいて,音楽と映像の調和の度合い(調和度)を計算する枠組を提案する.一般に,音楽と映像の調和要因としては,時間的なアクセントの一致による時間的調和と,ムードの一致による意味的調和の2つが存在する.従来の研究では,それぞれの要因のみしか扱っておらず,両要因を統一的に扱った事例は存在しない.そこで本稿では,音楽と映像の調和度を,アクセント構造の一致に基づいて定量化した調和度とムードの一致に基づいて定量化した調和度の重み付き線形和で表現する.アクセント構造の一致は音楽と映像それぞれの特徴量系列間の相関に基づいて,ムードの一致はそれぞれの特徴部分空間内における相互の特徴量の連想に基づいて定量化する.実映像作品を対象とし,本手法の有効性を実験により評価した.
著者
西山 正紘 北原 鉄朗 駒谷 和範 尾形 哲也 奥乃 博
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.15(2007-MUS-069), pp.31-36, 2007-02-23

本稿では、アクセント構造およびムードの一致に基づいて、音楽と映像の調和の度合い(調和度)を計算する枠組を提案する。一般に、音楽と映像の調和要因としては、時間的なアクセントの一致による時間的調和と、ムードの一致による意味的調和の2つが存在する。従来の研究では、それぞれの要因のみしか扱っておらず、両要因を統一的に扱った事例は存在しない。そこで本稿では、音楽と映像の調和度を、アクセント構造の一致に基づいて定量化した調和度とムードの一致に基づいて定量化した調和度の重み付き線形和で表現する。アクセント構造の一致は音楽と映像それぞれの特徴量系列間の相関に基づいて、ムードの一致はそれぞれの特徴部分空間内における相互の特徴量の連想に基づいて定量化する。実映像作品を対象とし、本手法の有効性を実験により評価した。