著者
西村 明
出版者
鹿児島大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究では、戦後から現在まで日本人によって行われているアジア・太平洋戦争の旧戦地における遺骨収集・慰霊巡拝という行為に焦点を当て、インタビューや資料収集を通して、その概要を明らかにした。具体的には、戦死者の亡くなった瞬間と彼が置かれた戦没地からの時間的・空間的隔たりが、霊をはじめとする死者へのイメージや想いを喚起し、遺骨収集・慰霊巡拝という実践を促していることを明らかにした。
著者
西村 明 佐々木 實
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.93, no.186, pp.23-30, 1993-08-20
被引用文献数
1

被験者をスピーカ距離毎に別個のグループに分けて実験を行う手法を用いて、無響室内の実音源によって生ずる音像の距離を被験者に判断させ、正面方向と左側方60゜において音像距離の絶対判断の手がかりについて考察を行った。また、音源の種類、スペクトル、提示音圧レベルを変えて、続けて被験者に音を提示する実験によって、音像距離の相対判断の手がかりについて考察を行った。その結果、以下の結論を得た。1)側方では両耳間差が音像距離の絶対判断の手がかりとなっている。2)音源の種類は音像距離の相対判伴の手がかりとなっている。3)スペクトルの変化は音圧レベルとほぼ独立した音像距離の相対判伴の手がかりとなっている。