著者
西村 明 小泉 宣夫
出版者
東京情報大学
雑誌
東京情報大学研究論集 (ISSN:13432001)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.79-92, 2004-02-20
被引用文献数
3

いくつかの種類のディジタルオーディオ機器におけるサンプリングジッター測定の結果を示した。解析信号を用いたジッター測定は、CD-Rメディアの製造メーカの違い、信号のビットパターン、ディジタル信号伝送系、DAC, ADCそしてプレーヤのクロック発振器など、複数の要因が、オーディオ機器の微細なジッター特性に影響を与えていることを示した。ジッター測定を通じて得られた最大のジッター成分振幅は、ジッター周波数2 Hz以上において、2nsを下回った。従来の周波数変動検知実験の結果と比較すると、この程度のジッターが音質に与える影響を聴取者が検知することは困難であると予想される。
著者
城塚音也 桑田 喜隆 安地亮一 小泉 宣夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.1240-1247, 1998-05-15
参考文献数
7
被引用文献数
6

計算機が人間同士の音声対話を理解し,リアルタイムに対話の支援を行う,知的なComputer Mediated Communication (CMC)を提案する.提案するCMCは,人間同士のコミュニケーションと人間?計算機のインタラクションをシームレスに連結することにより,人間の知的活動を促進する.その実現例として,金融相談端末上の相談業務における音声対話を知的に支援する実験システムを構築した.システムは対話中のキーフレーズを音声認識することにより対話の内容を推定し,支援ルールによって支援計画を立案し,支援内容の作成を行う.作成された支援情報は相談員に提示され,相談業務の円滑化を促進する.システムの自律的な対話支援のコンセプトの評価実験および,対話モニタリングによる対話支援性能の評価実験について報告し,実験結果について考察する.An Intelligent Computer Mediated Communication(CMC) is proposed which enables computers to provide support information to people who are in conversation by monitoring their spoken dialogue.An experimental system for the support of pension consulting service was built in order to investigate proposed CMC system.The system estimates the topic of the dialogue from detected key phrases by speech recognition technology and designs support information with assist rules.The efficiency of the consulting service can be improved by the support information which is presented automatically by the system.The concept of Intelligent CMC was evaluated by the reference indication to human-human dialogue andhe performance of the generating support information function was measured by several experimental conditions.The experimental results are discussed.
著者
西村 明 小泉 宣夫 ニシムラ アキラ コイズミ ノブオ Akira Nishimura Nobuo Koizumi
雑誌
東京情報大学研究論集
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.79-92, 2004-02-20

いくつかの種類のディジタルオーディオ機器におけるサンプリングジッター測定の結果を示した。解析信号を用いたジッター測定は、CD-Rメディアの製造メーカの違い、信号のビットパターン、ディジタル信号伝送系、DAC, ADCそしてプレーヤのクロック発振器など、複数の要因が、オーディオ機器の微細なジッター特性に影響を与えていることを示した。ジッター測定を通じて得られた最大のジッター成分振幅は、ジッター周波数2 Hz以上において、2nsを下回った。従来の周波数変動検知実験の結果と比較すると、この程度のジッターが音質に与える影響を聴取者が検知することは困難であると予想される。