- 著者
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赤尾剛
中村 隆志
丸山 剛郎
高橋 純造
荘村 泰治
木村 博
- 出版者
- 一般社団法人日本歯科理工学会
- 雑誌
- 歯材器 (ISSN:02865858)
- 巻号頁・発行日
- vol.11, pp.685-691, 1992
- 被引用文献数
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ラミネートベニア修復物の仕上りは, 一連の複雑な工程や技工士の熟練度によって影響を受ける.この問題点の解決法のひとつとして, コンピュータ技術を応用したラミネートベニア修復用CAD/CAMシステムの開発を試みた.その第一段階として, レーザ変位計とコンピュータ制御3軸走査モデリングマシンCAMM-3を組合せた歯牙模型形状自動計測システムを開発し, その計測精度を検討した.その結果, 模型の色調を灰色に決定にし, レーザ変位計と模型表面の距離を常に一定に保ちながら走査する追随式計測法をとることによって, 最も精度良く計測することができようになった.このシステムを使用して, 上顎前歯模型表面の形状を計測し, 精度の高い三次元形状データを得ることができた.