著者
下川 美佳 金高 宏文 竹中 健太郎 赤崎 房生 前田 明
出版者
日本武道学会
雑誌
武道学研究 (ISSN:02879700)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.35-43, 2018

<p>本研究は,剣道の打撃動作にともなって発生する打撃音と踏み込み音との関係を明らかにすることを目的とした。そのために,ヒトの音に対する可聴範囲(20Hzから20000Hzまでの周波数帯域)内の200Hzから4900Hzを対象に打撃音,踏み込み音およびそれらの複合音(打撃音+踏み込み音)との相違について検討した。</p><p>その結果以下のことが明らかとなった。</p><p>(1)打撃音は踏み込み音や複合音より小音である。</p><p>(2)打撃音と踏み込み音および複合音では構成する周波数帯の振幅スペクトルが異なる。</p><p>(3)複合音は,ヒトの聞き取りやすい周波数帯の振幅スペクトル量を大きくする。</p>