著者
小菅 直人 金川 秀也
出版者
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
雑誌
理論応用力学講演会 講演論文集 第61回理論応用力学講演会
巻号頁・発行日
pp.137, 2012 (Released:2012-03-28)

多次元反射壁ブラウン運動を用いて複数の株価モデリングを行う.反射壁ブラウン運動はスコロホド方程式と呼ばれる関数方程式から導出された確率微分方程式によって定義されるが、まずその近似解をランダムウォークを用いて構成する。この近似解から株価過程のモデリングを行う。複数の株価はそれらの企業の経済的な関係が強ければ相関が強くなり、ある一定の期間株価を観測すると、近似的に反射壁ブラウン運動と同様の振る舞いをする.このことから、多次元反射壁ブラウン運動によるモデリングとその有効性について考察する.
著者
山田 実 高宮 三郎 金川 秀也 北川 章夫
出版者
Japanese Society for Engineering Education
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.51-54, 2003-03-20
被引用文献数
1 1

大学における卒業研究は,課題設定とその解決方法について少人数の単位で教員から直接の指導を受け,さらにその結果を論文としてまとめ,口頭発表をするなど,総合的な教育効果を有している.しかし,卒業研究は個別の教員や研究室単位で実施されているため,教育の内容や成果について学科や学部全体としての成果を把握するのが困難である.そこで,筆者等の学科では,学生自身と教員による卒業研究での達成度評価を平成13年度に試行した.結論としては,各学生は固有の個性を有しているが,学科等での平均をとると,その個性が消えてしまい.統計処理について慎重であるべき事が判った.平成14年度では,中間発表と最終発表で評価を実施し,達成度の進歩を評価する予定である.