著者
鈴木 偉元 藤原 廣則 石川 憲洋 上野 英俊 高橋 修
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.24(2001-MBL-020), pp.75-82, 2002-03-08

モバイル端末の普及によって、利用者からは移動通信網とインターネットのシームレスな通信環境の必要性が高まりつつあり、情報配信系サービスにおいてはシームレス通信環境に対する最適なマルチキャスト通信品質の実現が課題である.そこで本研究では、無線網と有線網といった特性の異なるネットワークが混在する環境を想定したマルチキャストの高信頼化技術について検討する.マルチキャストの高信頼化技術には、従来から誤り訂正符号化(FEC)や再送制御(ARQ)があり、それぞれエラー耐性やトラヒック特性といった特徴が異なる.ここでは、FEC及びARQをハイブリッドに組み合わせる方法について概観するとともに、ネットワークのエラー率を推定することによって、FECの冗長率の最適値を動的に特定する方法について提案する.
著者
桑原純吾 峰野博史 田中 希世子 鈴木 偉元 石川 憲洋 水野 忠則
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.113(2005-ITS-023), pp.181-186, 2005-11-18

携帯端末の高性能化と短距離無線通信技術の発展により,携帯端末が周辺機発とのダイレクトな通信端末となる要求が高まっている,しかし,既存の周辺機器は計算機に直接接続された形での利用しか想定されていない.そこで我々は,様々な種類の周辺機器のインタフェースとして利用されているUSBに着目し,携帯端末に直接USB機器接続することなく,ネットワークを介してUSB機器を利用する方法(intelligent USB)を提案する.また,USB機器のネットワーク越しのプラグ&プレイ(リモートプラグ&プレイ)についても検討し評価した.実験より十分な帯域と低遅延の環境であればリモートプラグ&プレイに要する処理時間は短く,有効であることを確認した.
著者
桑原純吾 峰野博史 田中 希世子 鈴木 偉元 石川 憲洋 水野 忠則
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.113(2005-MBL-035), pp.181-186, 2005-11-18

携帯端末の高性能化と短距離無線通信技術の発展により,携帯端末が周辺機発とのダイレクトな通信端末となる要求が高まっている,しかし,既存の周辺機器は計算機に直接接続された形での利用しか想定されていない.そこで我々は,様々な種類の周辺機器のインタフェースとして利用されているUSBに着目し,携帯端末に直接USB機器接続することなく,ネットワークを介してUSB機器を利用する方法(intelligent USB)を提案する.また,USB機器のネットワーク越しのプラグ&プレイ(リモートプラグ&プレイ)についても検討し評価した.実験より十分な帯域と低遅延の環境であればリモートプラグ&プレイに要する処理時間は短く,有効であることを確認した.
著者
鈴木 偉元 西村 一敏 阪本 秀樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-コンピュータ (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.300-308, 1997-03-25
被引用文献数
13

本論文では, 高速応答性, 大容量性および経済性に優れたビデオサーバの構築をねらいとして, 磁気ディスク装置とMSS(Mass Storage System)を用いた階層化蓄積ビデオサーバの性能解析を行う. 本解析は, ビデオファイルをアクセス頻度の高いものから順に磁気ディスク装置へ配置する場合に, ビデオストリームの平均頭出し遅延に関するシミュレーション評価結果が目標値以下となるようにハードウェア構成とビデオファイル配置の最適値を明らかにする. 数値例を用いた解析では, ビデオファイルの先頭部を磁気ディスク装置, その後続部をMSSへ分割して蓄積するファイルを設けた場合, ビデオファイル配置にはビデオストリームの平均頭出し遅延を最小にする最適値が存在することが明らかにされた. また, 磁気ディスク装置のみで構成された蓄積装置と比較して, 階層化蓄積が経済性に優れるための磁気ディスク装置とMSSの蓄積単価比が定量的に示された.