著者
鈴木 郁美 原 一夫 新保 仁 松本 裕治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報学基礎(FI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.2, pp.65-70, 2009-01-15

コーパスから抽出した文脈情報により作成する専門用語グラフに対し,グラフを辿ることで節点間の類似度を計算する手法を適用し,類義語獲得に応用した.雑誌 「蛋白質・核酸・酵素」 をコーパスとして用いた実験で,コーパスでの出現頻度が少ない専門用語をクエリとして与えた場合,ラプラシアン拡散カーネル行列を用いた手法が比較的高い精度を示した.この結果は,専門性の高いレアな用語を既存のシソーラスに登録する場面において,ラプラシアン行列ベースの手法の有効性を示唆するものである.We apply graph-based methods to problems of biomedical synonym acquisition. Given a graph of biomedical terms constructed from a corpus, the methods calculate term similarities by traversing the graph to capture shared features between nodes. An experimental study shows that, for query terms appearing less than three times in the corpus, the Laplacian diffusion kernel gives better accuracy than the methods based on the adjacency matrix.
著者
鈴木 郁真 池内 康樹 津邑公暁 中島 康彦 中島 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.46, no.16, pp.129-143, 2005-12-15
被引用文献数
5

遺伝的アルゴリズムにおいて最も処理時間を要する適合度計算に対し,再利用を適用することで高速化する手法を提案し,再利用の有効性を示す.適合度計算の入力となる遺伝子が,前世代で処理された遺伝子と多くの共通部分を持つことから,適合度関数を分割することで再利用の効果を引き出す手法について述べる.GENEsYs を用いて評価した結果,2 点交叉で最大83%,平均27%のサイクル数を削減できた.さらに,関数分割などの改良を施すことにより,最大86%,平均38%までこれが向上した.特に適合度計算に要する時間が長い適合度関数について,再利用の効果がより大きくなることが分かった.This paper describes a speedup technique with computational reuse for the fitness calculation of GA programs. A genotype has many genes in common with its parental genotypes. Therefore, partial results of fitness calculation are reusable. Through the result of an evaluation with GENEsYs, a well-known GA software, we show that the maximum ratio of the cycle reduction reaches 83%, while accomplishing average reduction of 27% with 2-point crossover. Futhermore, dividing fitness procedures raises the maximum ratio to 86% and average ratio to 38%.
著者
長谷川 武夫 具 然和 鈴木 郁功 松根 秀樹 藤本 洋聖 辻本 晶州 板谷 由昭 富永 巽 田中 由子
出版者
鈴鹿医療科学大学
雑誌
鈴鹿医療科学技術大学紀要 (ISSN:13416472)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.163-168, 1998-03-30

小型永久磁石を体表に張り付けることで, 局所血流の増加が発生し, この局所血流の改善が肩こり, 筋肉痛, 更にこれらの局所血流増加による全身状態の改善が期待できる。本研究はメガネフレームを磁気物質で作成し, 磁気フレームメガネのフレームによる皮膚圧迫からくるコメカミの痛み改善とフレーム圧迫部の局所の血流増加がもたらす全身状態(肩こり, 筋肉痛等)改善の可能性を研究した。800ガウスの永久磁石をマウス皮下5mmまで近づけると, 皮下血流は2-2.5倍の増加が観測された。血流測定にはレーザードプラー血流計を使用し, 磁石はU型(極より5mmの位置で800ガウスの磁気強度)を使用した。また, 永久磁石の極性(N極, S極)を変えても, すべての磁極方向で同様な血流増加が観測された。この事はメガネフレームに磁石を利用すれば, 磁極方向に関係なく血流増加が見られるため, フレーム圧迫による血流阻害の改善が考えられる。