著者
佐藤 雄隆 金子 俊一 五十嵐 悟 阿刀田 央一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.97, no.387, pp.137-144, 1997-11-21

基本的な画像処理プリミティブをカスケードに接続した画像処理モジュールのパラメータ最適化および構造(順序)の最適化を同時に行う手法を提案する。探索空間を狭めることなく、しかも処理時間を増大させないために、独自のMF交差法を導入した遣伝アルゴリズムに基づく手法である。また、外的構造を保持したまま内部構造を変化させる周期構造モジュールを提案し、パタメータと構造(順序)の最適化を同時に進行させることを可能にしている。実画像による実験も併せて示す。
著者
清水 敬子 阿刀田央一 高橋 延匡
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.281-292, 1983-05-15
被引用文献数
2

情報工学を専攻する学生に対する計算機初期教育として EDSACを用いた機械語によるプログラミング教育を行っている.この教育の目標としては (1)ストアード・プログラム方式の計算機で実現可能なことの限界を実感として理解させること (2)計算システムに関する知的好奇心をわかせること (3)技術の発展の方向を認識させること などを目指している.本報告では とくに上記の実現のため カリキュラム上の考慮からはじめて 実際の教育 とくに演習を通して いかに実施しているかについて述べている.そのために (1)ミニコン化EDSACの開発 (2)TSS によるEDSACの仮想計算磯の開発 (3)EDSACのCAIシステムの開発 などの教育用ツールの開発と充実を行った.これら3種のツールの特徴を生かして使い分け 過去4年間 実際に初期教育を行った結果 学習内容およびツールの組合せ方などについて効果的な方法が確立され 教育目標も達成できたと思われる.その経緯を報告する.