著者
阿部 百合
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.e33-e49, 2022-01-15

大学入試センターによる共通テスト出題科目「情報」のサンプル問題から,データの分析分野の問題を考察した.情報入試を考えている高校生および受験指導を行う教員を想定し,私立大学の出題も参考に問題の分類も試みた.
著者
阿部 百合子 住友 直方 大熊 洋美 福原 淳示 市川 理恵 平井 麻衣子 中村 隆広 松村 昌治 金丸 浩 七野 浩之 鮎沢 衛 陳 基明 麦島 秀雄
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.44, no.SUPPL.2, pp.S2_64-S2_68, 2012 (Released:2013-09-18)
参考文献数
8

背景:抗真菌薬には種々の副作用が報告されている.抗真菌薬使用後QT延長に基づくtorsade de pointes(TdP),無脈性心室頻拍(VT),心室細動(VF)に対し静注用アミオダロンの効果が認められた小児例を報告する.症例:15歳,男児.再発急性リンパ性白血病(ALL)の化学療法後の骨髄抑制期間に深在性真菌感染をきたし,抗真菌薬であるアムホテリシンBリポソーム製剤(L-AMB)を投与した.L-AMBの副作用と考えられる低カリウム血症を認め,補正を行ったが低カリウム血症が続いた.その後,真菌感染の増悪を認めたため,アゾール系抗真菌薬であるボリコナゾール(VRCZ)の追加投与を行った.VRCZ投与6日後から副作用と考えられるQT延長を認め,7日後からTdP,無脈性VT,VFをきたした.抗真菌薬の副作用と診断し,薬剤を変更して,さらなる低カリウムの補正を行い,メキシレチン,プロプラノロール,ニフェカラント,リドカインを投与したがVT,VFのコントロールは非常に困難であった.その後,アミオダロン1.6mg/kgの単回静注したところ,TdP,VTは停止し,アミオダロンの持続静注を開始したところVT,VFはコントロールされた.VT,VFは消失したが,抗真菌薬の変更を余儀なくされ,真菌感染の増悪を招き死亡した.結語:低カリウム血症を認めた場合に,ボリコナゾール(VRCZ)などQT延長を認める可能性のある薬剤の使用には注意が必要である.このような場合,アミオダロンの使用には注意が必要であるが,一部の症例では有効と考えられた.
著者
阿部 百合
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.900-906, 2019-08-15

今日,データサイエンス教育や統計教育の必要性が高まっている一方,高等学校教科情報の中には問題解決学習が含まれている.本解説では,この両者を組み合わせ,問題解決において統計を取り入れる授業を設計し実施していることについて報告している.授業でのデータ処理にはPython言語を用いている.これは,生徒に計算はさまざまな道具を使ってできるものであることに気付かせるためである.本解説ではPythonを使用するための環境設定や進め方の工夫についても紹介している.生徒の反応についても好意的であった.
著者
Ohta Asuka Yamamoto Yuuki Kamihata Hidenobu Lee Young Hoon Ichikawa Fusao Ohta Kazuchika Abe Yuriko Hoshino Naomi Kojima Masaaki Hayami Shinya オオタ アスカ ヤマモト ユウキ カミハタ ヒデノブ イチカワ フサオ オオタ カズチカ アベ ユリコ ホシノ ナオミ コジマ マサアキ ハヤミ シンヤ 太田 明日香 山本 裕貴 上畠 秀允 市川 聡夫 太田 和親 阿部 百合子 星野 直美 小島 正明 速水 真也
出版者
Elsevier
雑誌
Inorganic Chemistry Communications (ISSN:13877003)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.89-91, 2012-02
被引用文献数
12

The chiral and racemic oxovanadium(IV)salmmencomplexes, [VO(X)-(C16-salmmen)] (X =R(1),S(2), and rac(3); C16-salmmen = N,N'-monomethylenebis(5-hexadecyloxysalicylideneimine))containing 5-substituted alkoxy chains on aromaticrings were synthesized, and their mesomorphicbehaviorsand ferroelectric properties were alsoinvestigated. All complexes exhibited bothsmectic Aand chiral smectic C mesophasesabove 360 K, andtheyshowed ferroelectric properties in the chiral smectic Cmesophase.