著者
青木 克之
出版者
The Crystallographic Society of Japan
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.309-327, 1981-11-30 (Released:2010-09-30)
参考文献数
29
被引用文献数
12 20

Divalent metal ions are required virtually in every stage of genetic information transfer, and have profound effects on the structures and functions of nucleic acids. This article reviews the current developments of X-ray diffraction studies of metal ion interactions with nucleic acid constituents. The following important findings and topics are briefly presented ; metal binding sites, metal binding effects on the structural dimensions and conformations of nucleic acid constituents, molecular structures of metalnucleotide complexes, metal binding mode in ternary metal ion-nucleotide complexes containing aromatic heterocyclic ligands, which have been studied as a simple model for nucleic acid-metalion-enzyme system, and binding modes of anti-tumor agents, cisammine platinum (II) complexes with nucleic acids.
著者
中山 泰喜 青木 克巳 沖 真
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1Supplement, pp.161-164, 2002-07-01 (Released:2009-09-03)
参考文献数
2

It is said that the Jyoumon Age Culture continued from 16, 000 years ago to 2, 500 years ago and the people who bore the culture is called Joumon-jin. Earthen ware that were produced by Jyoumon-jin are called Joumon-doki. Jyoumon-doki have been discovered in various parts of Japan and there are many kinds of them. Among them, one discovered at Umataka-ruins in Niigata Prefecture at the end of 1931 is very famous for its nice patterns and it was named Kaen-doki.The patterns on its lip and side wall are related to the water flow, the authors believe. The nice vortex patters of Kaen-doki put on their side wall are two kinds of vortex observed down stream of piles and rocks in the river acting the pollen and fallen leaves, etc. as tracers.This fact was appeared again using Floating Tracer Method, one of the visualization methods of modern age, and the computer simulation.
著者
青木 克巳 斉藤 昌邦 中山 泰喜
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.51, no.469, pp.p2889-2896, 1985-09

本論文は旋回流を伴った円筒管内再循環流領域の生成に関して述べたものである.本研究では,レイノズル数1500までに対して,ノズルからの一次流れと旋回器からの二次流れの比,ならびに旋回角の変化に対する数値計算と実験が行われている.そして実験値と計算結果は良く位置している.これらの結果から,流量比,旋回角,レイノルズ数の変化に対する流れ様式を再循環流領域の大きさ,形状などを明らかにした.
著者
谷口 進一 青木 克比古 中 勉 高 香滋 石井 晃 大林 博一 大林 博一 中村 晃 中江 友久
出版者
金沢工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

組織的教育力の効果を数理の基礎学力・ジェネリックスキルの観点から、入学から卒業までのスパンで定量的・質的に検証を行った。学力に関しては、同一の学力診断において、入学時に比べ1年後学期では成績が向上し授業効果が確認された。しかし、4年次では専門教育に力点が移り、授業効果は低下した。ジェネリックスキル自己評価では2年次で一旦多くの評価項目の自己評価が低下するが4年次では回復しほとんどの項目で最高点となることが確認された。
著者
鈴木 守 青木 克己 小島 荘明 多田 功 相川 正道 辻 守康
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1997

1.本研究の目的現在マラリアをはじめとする寄生虫病は工業先進国を除き世界各地に蔓延している。とくに途上国においては、寄生虫病による慢性的な健康障害が地域経済の遅れの原因として指摘されている。日本の橋本首相は1997年7月のデンヴァーにおける先進国首脳会議において寄生虫病対策の重要性を指摘しG8(先進8か国)は率先して世界の寄生虫病対策を推進すべき旨を提案した。本研究は世界各地域の寄生虫病の問題点を特定し、1998年8月に予定されている第9回国際寄生虫学会の企画を進めることを目的に企画された。2.研究の結果(1)ヒトの感染するマラリアをはじめとする寄生虫病について、さらに重要な獣医寄生虫学、魚類寄生虫学につき、世界各地域の現状と世界的視野でどのような研究がどこで進められているかについて班員全員による調査研究が行われた。その結果第9回国際寄生虫学会の企画が九州大学多田功プログラム委員長により完成した。(2)橋本首相提案を考慮して「世界規模でみた寄生虫病による経済損失」に関する国際研究集会が東京で開催され、スイス(世界保健機関)イギリス(オックスフォード大学、リバプール大学)アメリカ合衆国(世界銀行)フィリピン(フィリピン大学)タイ(チュラロンコーン大学)より招聘された研究者が各課題につき研究結果を報告した。橋本提案推進上有効であったものと判断される。(3)寄生虫病の理解を深めるためには展示技術が極めて重要であるため、ロンドン大学に2名が派遣され研修を受けた。この結果は第9回国際寄生虫学会にご来臨が予定されている天皇、皇后両陛下に世界の寄生虫病の実状の展示をご覧いただくために活用される。