著者
早川 由紀夫 野村 正弘
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

福島第一原発の2011年3月事故によって大気中に放出された放射性物質は、短軸5km程度の楕円形をした霧のひとかたまりとして、地表から数十mまでの高さを速さ2~6m/sでゆっくり移動した。放射性物質の大量放出は大きく分けて3回あった(3月12日、15日、20-21日)。放射性物質はグローバルに広がったが、その6割が日本列島上に降り注いだ。大気中に放出されたセシウム総量は1京1000兆ベクレル。チェルノブイリ原発事故の1/12だった。原発事故に際して、以上の地学的知見をインターネットを利用してツイッターやブログですみやかに発信し、広く情報共有した。
著者
早川 由紀夫 古田 貴久 小山 真人
出版者
群馬大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2003

当初は、CDなどのメディアで配布して学校内LANで使う火山教材を作成しようとしたが、回線やマシンスペックの性能向上が予想したより早く、インターネット上にコンテンツを置いて学校や家庭からユーザーにアクセスしてもらっても私たちの目的を十分達成することができるようになった。そのため予定を変更して、ユーザーにとって使いやすく、私たちにとって配布と更新が容易なポータルサイト「火山の教室」を作成した。http://vulcania.jp/school/ポータルサイトには、「子どものページ」への入り口と「先生のページ」への入り口がある。「子どものページ」は、「ニュース」「火山の学習」「火山がいっぱい」「電子掲示板」「リンク」からなる。「先生のページ」は、「ニュース」「授業素材」「研究レポート」「電子掲示板」「リンク」からなる。児童生徒と教諭はそれぞれのページを利用する。ただし他方のページを開くことを禁じてはいない。教諭は、授業で使う教材をここから選び出す。インターネットに接続して使っても良いし、手元に保存しておいてオフラインで使っても良い。児童生徒は、調べ学習などに利用する。作成したコンテンツのおもなものは、次のとおりである。・ウェブ紙芝居(おはなし編):「マグマのしんちゃん(鳥海山)」、「赤い岩のかけら(浅間山)」・ウェブ紙芝居(立体地形編):浅間山、阿蘇カルデラ、富士山・弁当パックで立体模型:各地の火山と震源分布・地震波シミュレーション:地震波形、縦波と横波、地震観測シミュレーション・生きている火山:噴火動画とライブカメラ・フィールド火山学:火山と噴火の体系的写真解説・見学案内:浅間山、草津白根山、富士山、伊豆大島
著者
小林 徹
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学社会情報学部研究論集 (ISSN:13468812)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.147-163, 2005-03-31

Put Ultraman Tiga (1996-97) on the actual scene of Japanese society in the years from 1995 to 1997. It was the memorable period in which some very significant incidents occurred, for example, a major earthquake in the Hanshin area, the fatal gas attack against the metropolis subway system and a junior high school student's killing of the young boy in Kobe. Japan was at that time of the horror entertainment boom with a best-selling novel named Parasite Eve at its peak. Ultraman Tiga is a fictional television program for children featuring a supernatural hero whose mission is to protect the earth against monsters or aliens from outer space. It might be easy to find those above-mentioned incidents reflected in the program but there is more to be argued about the historical significance the work has in terms of the information-oriented society. Analysis of the interactions between its main plot and these reflections shows that Ultraman Tiga had already depicted the fearful digital environment of today where individuals are unwittingly governed by a single computer system on the basis of their own personal information.
著者
鬼塚 陽子
出版者
群馬大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2019-04-01

シャーガス病の原因となるTrypanosoma cruziには、宿主防御反応を回避し、自らが生き残る機構が存在するという仮説を立て、宿主の病原体排除機構「オートファジー」に着目した。これまでに、原虫感染細胞では宿主オートファジーが抑制され、特にオートリソソーム形成が進行しないことを明らかにした。そこで、オートリソソーム形成に関わるSNARE 複合体 (Stx17, VAMP8, SNAP29) に焦点をあて、複合体と相互作用する因子を探索する。その機能を in vitro、in vivo の実験系を用いて解析し、原虫感染率、病態に対する影響を評価する。
著者
落合 延孝
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学社会情報学部研究論集 (ISSN:13468812)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.267-301, 2004-03-31

This paper describes historical situations of Mito's masterless samurai and Kouzuke county, from the document of Kyouwa-Irai-Shinbunki written by Shinzo Morimura.
著者
稲葉 清毅
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学社会情報学部研究論集 (ISSN:13468812)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.231-233, 1998-03-20

1936年生まれの私は,これまで世の中の価値観の大きな変動に二度巡り会いました。初めは第二次大戦の敗戦に伴う激動で丸この時私たちは毎日慣れ親しんできた教科書に墨を塗ることによって,日本が選ばれた神の国であるという虚構を捨て,欧米的な価値観を受け入れました。その次は国論を二分した左翼的理想主義に対する反省です。戦後の日本は,政治的には西側陣営の一員として一途に経済成長をめざしてきましたが,思想・言論の上ではいわゆる進歩的文化人をリーダーとして,社会主義への憧れを基盤に市場経済体制の矛盾を指摘する立場から,ひたすら体制を批判する論調が主流となってきました。ソ連等の社会主義陣営の腐敗と自壊によって,そうした世界への憧れも色あせ,今日では経済的には市場メカニズム,政治的には民主主義に全幅の信頼をおかれているように見えます。しかし,このように激しく変化する時代の風潮にもかかわらず,常に時流に乗って国民をリードしてきたのはマスコミです。そして,彼らの影響の下に国民の意識や主義主張は大きく変わって来ましたが,その底に横たわる深層心理や行動原理はあまり変わっていないように見えます。ここから,話はぐっと小さくなりますが,今度は,私の後半の30年の社会体験から,マスコミのニュースというものがどのように作られ,どのように政治や行政に影響を与えて来たか,いいかえれば政治や行政がマスコミの活字にどのように躍らされてきたかを振り返ってみましょう。そして,その上で新聞の読み方というものを,中身が単純で分かりやすい競馬の予想新聞と比較しながら,お話して見たいと考えています。たとえば,行革に大きな影響を及ぼした第二次臨時行政調査会は,別名土光臨調といわれるように,経団連会長だった土光敏夫さんの影響が強かったのですが,土光さんが比較的簡単にこの難しいポストを引き受けられた裏には,会計検査報告を巡る大新聞の虚報があります。また,私が臨時行政調査会事務局に勤務していた際も,自分自身が関係していた特殊法人の整理合理化を巡って,大小様々な虚報が飛び交うのを目の当たりにしました。そして,そのようなニュースがどのように作られるかのメカニズムを理解する,つまりどのようなリークをすれば,どのような記事になるかを知ってからは,その習性を逆用し,自分では嘘をつくことなく,オーバーな見出しの記事を書いてもらうことに成功したこともあります。このような経験を踏まえてみると,新聞の記事には,その新聞社の政策が,世間の風潮に迎合することを含めて色濃く反映している,特に大きな見出しがつけられる記事ほどその傾向が強いことがわかります。これに対していわゆるベタ記事は,少なくとも何らかの事実を基盤にしていることが多く,地味ではあっても情報価値が高いものが含まれています。これは,ちょうど競馬新聞などで,大見出しになっている記事は,世間の風潮への迎合か受けをねらったハッタリである場合が多く,馬券を買う立場から見るとあまり参考にならないことが多いのに対し,小さな署名記事の中にはキラリと光るヒントが隠されていることと良く似ています。問題は,競馬の素人が予想紙の見出しをそのまま信じてしまうように,一般大衆が大新聞の見出しをそのまま事実,真実と誤認してしまうことです。鬼畜米英・神国日本といった戦前の風潮,社会主義賛美・体制批判を基調とする戦後の風潮が,いずれも大新聞の政策的主張にリードされていたことをもう一度思い出す必要がありますし,そういう観点から見れば,今日,時流に乗っている,市場経済体制と民主主義の無条件な礼讚についても,改めて批判の目を向ける必要があると思います。社会情報学部は,情報化の進展を背景に,社会と情報との関係を追求して行くために誕生した学部ですが,このような矛盾を直視し,社会的意志決定のメカニズムやそのうちに潜むカラクリを明らかにすることによって,より現実的な社会システムの実現に寄与するという役割を負っていると考えています。いまこそ社会情報学部の出番です。
著者
落合 延孝
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学社会情報学部研究論集 (ISSN:13468812)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.289-314, 2005-03-31

This paper introduces Hokkoku-Kenbunki Volume 1 by Shinzou Morimura, which describes his journey through the north area of Japan.
著者
二宮 祐 小島 佐恵子 濱嶋 幸司 小山 治 児島 功和
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

「新しい専門職」は大学改革が推進されるなかで、主として米国の高等教育機関における新興専門職が参考とするべきモデルとされたうえで、日本への導入が図られた。ファカルティ・ディベロッパー、キャリア支援・教育担当者、インスティテューショナル・リサーチ担当者、リサーチ・アドミニストレーション担当者、産官学連携コーディネート担当者を対象とした聞き取り調査、質問紙調査の結果から、必ずしも十分には目標を達成することができず、職能形成にも課題があることが判明した。
著者
天野 晶夫 永井 良三 長谷川 昭
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

1. 糖尿病における運動時赤血球酸素運搬能の障害糖化ヘモグロビンの酸素高親和性に注目し、糖尿病において運動耐容能と糖化ヘモグロビンが逆相関することを見出した。さらに、糖尿病ではP50(ヘモグロビンが50%酸素と飽和したときの酸素分圧で、酸素解離シフトを反映)の変化量は少なかった。即ち、運動時酸素解離曲線の右方へのシフトが抑制され、運動耐容能低下をもたらすことが明らかになった。2. 糖尿病における運動時乳酸アシドーシスに対する赤血球酸素運搬能の適応不全嫌気性代謝閾値(AT)以上の運動で発生する乳酸アシドーシスは活動骨格筋でのhypoxiaを代償するためにヘモグロビン酸素解離を促進させるという適応現象を惹起するが、酸素高親和性の糖化ヘモグロビンが高値である糖尿病においてこの現象が生じるか検討した。糖尿病では一定の運動量に対する乳酸値の上昇が大であるにもかかわらず、P50の変化は少なかった。即ち、乳酸アシドーシスによる酸素解離の促進という適応は起こらなかった。この適応不全が運動耐容能の低下の一因と推測された。3. 糖尿病における運動時骨格筋の酸素運搬能の障害糖化ヘモグロビンの酸素高親和性により、運動時の活動骨格筋でも酸素運搬障害が生じるかを明らかにするために、酸素化、脱酸素化ヘモグロビン、組織酸素飽和度の絶対値表示が可能となった新しい近赤外線モニターを用いて検討した。糖尿病では運動時の組織酸素飽和度(SdO2)の低下が軽度で、酸素利用率((SpO2-SdO2)/SpO2)SpO2:パルスオキシメータによる動脈血酸素飽和度)の増加も少なかった。即ち、糖尿病ではヘモグロビン酸素高親和性により運動時骨格筋でも酸素利用能の低下が起こり、運動耐容能低下につながることが明らかになった。
著者
佐光 恵子 中下 富子 伊豆 麻子
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究の目的は、自然災害に被災した児童生徒の心身のケアを迅速にかつ適切に進めていくために、被災時の避難所としての学校保健室の機能と養護教諭の役割を明らかにするすることである。第1段階は、新潟中越沖地震による震災直後から学校再開までの学校教育現場における養護教諭の実践活動の実態を明らかにするとともに災害時の保健室の機能を検討した。新潟中越沖地震を経験した養護教諭を対象に半構成的面接法によるインタビュー調査を実施し、質的な内容分析を行った。結果、被災直後から学校再開までの約40日間の養護教諭の実践活動は7つのカテゴリー、「避難所への保健室備品提供と緊急応急的な対応」「児童生徒の安否確認と健康観察」「児童生徒の心のケア」「衛生管理と感染予防活動」「避難所での継続的支援と他職種との連携」「学校再開に向けて保健室復元」「教職員の健康管理」に整理された。課題として、「保健室の環境整備」「情報支援」、「避難所の運営」、「人的支援」、「養護教諭への支援」が示された。第2段階は、自然災害時に応急救護としての機能を学校保健室が持てるために、保健室の備品等の整備現状と課題を明らかにすることを目的に、新潟県の公立学校に勤務する養護教諭372名を対象に保健室の設定状況や必要な備品に関する認識等の自記式質問紙調査を実施した。結果、養護教諭が災害時において学校保健室に必要と考える備品等は、「情報収集のための器機」と「救急処置・疾病予防処置」に関する内容が多かった。しかし、実際の保健室の整備状況は、パソコンやインターネットの設置率は8割を超えたが、テレビの設置率は1割ほどであった。救急箱や救急用医薬品は整備されていたが、松葉杖や滅菌機は4割弱、車いすの設置は3割弱、保健室に隣接するトイレやシャワーの設置は1割であった。保健室環境では、救急車が隣接できない保健室が5割弱を占め、災害緊急時に一時的な保健室の受入れは不可能であると回答した養護教諭は3割弱を占めた。以上のことから、災害緊急時に学校保健室が児童生徒や教職員への対応のみならず、高齢者や小児を含む地元住民の緊急的な多様なケアニーズに対応するためには、避難所となる学校施設における、災害時における学校保健室の機能と養護教諭の役割を明確にする必要があり、保健室の備品や環境整備が喫緊の課題であることが示唆された。
著者
長井 歩
出版者
群馬大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

非常に難解な将棋の必至問題を計算機で多数解いたことである。詰将棋を高速に解くアルゴリズムは近年著しく進歩したが、必至問題を高速に解くアルゴリズムは未開拓であった。本研究では、難解な必至問題を高速に解くアルゴリズムとしてdf-pn+を応用し実装した。実験の結果、難解な必至問題として有名な『来条克由必至名作集』全81問のうち79問を計算機で解くことに成功した。また多数の別解(余必至)を発見した。
著者
荒木 詳二
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学社会情報学部研究論集 (ISSN:13468812)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.39-56, 2003-03-31

ある対話でスイスの牧師の息子フリードリヒ・デュレンマットは、再洗礼派のテーマは彼にとって、大きな生涯を貫くテーマだと語った。スイスで生まれた再洗礼派の宗教運動は広がっていって、1534年にはミュンスターにいわゆる新イェルサレム王国が創られた。そこでは財産共同体や一夫多妻などの実験的な制度が導入された。このミュンスターの千年王国のことを、フリードリヒ・デュレンマットは彼の劇作品で二度描いた。その作品は『そは録されてあり』と『再洗礼派』である。この論文では、デュレンマットがどのように資料を採用し劇化したかが分析される。結論として、確認されるのは以下のことである。デュレンマットはかなり変更した書物を数冊読んだだけで、人物も筋も自由に創造したこと。次に彼のさまざまな実験的な手法を駆使した上記の悲喜劇作品は、過去においても現在においても、作品を理解・解釈し、当時の社会に対する彼の批判を読み取るには、あまりに凝りすぎていたし、凝りすぎていることである。
著者
末松 美智子
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学社会情報学部研究論集 (ISSN:13468812)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.15-23, 2003-03-31

1980年以来、蜷川幸雄は日本を代表するシェイクスピア作品の演出家として世界的な成果をあげてきた。中でも、1980年の『マクベス』は、独特な蜷川スタイルを確立し、初めて海外公演を成功させた作品として特に注目に値する。2001年、蜷川は新たな演出スタイルで、再び『マクベス』上演を試みた。本論では、この2つの上演作品を細かに分析し、両作品の共通点、相違点を明らかにした上で、世界的な演劇状況における、蜷川を含めた日本のシェイクスピアの可能性を検討する。
著者
小林 徹
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学社会情報学部研究論集 (ISSN:13468812)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.55-67, 2002-03-31

Although it is true that Thomas De Quincey records his opium-related extraordinary experiences in the Confessions of an English Opium-Eater (1821) , the analysis of this work's narrative structure, coupled with some considerations of the historical relationship between the author and his idol, William Wordswoth, show that this is not the only theme presented. Structurally, the Confessions has the focal point through which its narrative sequence develops, -Grasmere- the place which, according to the biographical facts of the author, is also the center in the actual course of his life as an opium addict and would-be member of the poet's circle. When reconsider-ed in the light of the double significance of Grasmere, the Confessions can be interpreted not only as De Quincey's personal account of his opium use, but also as he more genuine autobiography.
著者
早川 由紀夫 小山 真人
出版者
群馬大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2005

中学1年で学ぶ「大地の変化」のうち、火山に関する部分の学習プログラム(全9時間)をつくって授業実践した。1時間目:火山噴火とは2時間目:火山噴出物とマグマ3、4時間目:火山の形、溶岩の色、噴火の様子とマグマ5時間目:火山がつくる地形・地層と人間生活6、7時間目:火成岩と鉱物8時間目:火山の災害と恵み9時間目:火山について調べよう当初計画していた地震と地層については、教材をいくつか作成するに留まり、学習プログラムをつくるまでには至らなかった。作成した火山学習プログラムには、ITを利用したデジタル教材を多用した。デジタル教材はリアルでわかりやすい表現を可能にしただけでなく、これまでできなかった新しい表現方法も生み出した。しかし、デジタル教材だけで学習プログラムを作成してもよい授業ができないことがわかった。従来のアナログ教材にも捨てがたい長所がある。古くからある教材に工夫を加えて使ったり、独創的なアイデアで新しい教材を開発するなどしてアナログ教材も使い続けるべきである。両者を併用して、バランスの取れた学習プログラムを作成するのが望ましい。本研究で新規作成あるいは改良した教材のうち主なものは次のとおりである。アナログ教材:コーラ噴火、減圧発泡、カルメ焼き、弁当パック立体模型、かざんきっずデジタル教材:カシミール3D、ウェブ紙芝居(立体地形編、自然史編、おはなし編)、噴火勤画、かざんくいず、噴火カタログ、噴火史料データベース、浅間山の北麓地質図、浅間山の火山灰を測ろう、オーロラカメラ、地震波シミュレーション
著者
伊藤 賢一
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学社会情報学部研究論集 (ISSN:13468812)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.193-210, 2005-03-31

本論文はウルリッヒ・ペックのリスク社会論(1986)の可能性を探るものである。最初に、導入として、2001年に日本で起こった「BSEパニック」について描写し、Beckが15年前に提案したリスク社会のあらゆる特徴をこの「パニック」が示していることを指摘している。次に、リスク社会論の土台となっている近代化論のロジックと射程を検討している。本論文はこのことを通じて彼の理論がもつ可能性を提示するものである。リスク社会においては、欠乏ではなくて不安こそが人々の間に連帯を生むというアイディアが基本になっている。
著者
坂本 和靖 森田 陽子
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

本研究では、人間の行動規定要因としての規範意識の在り方が(Akerlof and Kranton2000)、家計行動に与える影響に関する実証分析を行った。ここでは規範として「性別役割分業意識(男性は仕事、女性は家事・育児)」に注目し、それが既婚女性の時間配分に与える影響を計測した。先行研究に倣い、(年齢・学歴・居住地域から推計された)女性の潜在的稼得所得を軸に分析した結果(Sakamoto and Morita 2020)、夫所得よりも潜在的稼得所得が高い女性ほど就業せず、稼得所得を抑制させる傾向が、また夫よりも実際の稼得所得が高い女性は逸脱行為を補うため家事時間が長くなる傾向が確認された。
著者
根岸 謙之助 鹿村 眞理子
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学医療技術短期大学部紀要 (ISSN:03897540)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.7-20, 1989-03-31

Speaking generally, we recognize that when a woman conceives a child she may suddenly start eating many pickled plums and other sour foods. This means the morning sickness has already begun. Everyone wants to know the sex of children before they are born. Divining the child's sex has been transmitted from olden times. It is an old custom of Japan for pregnant women to bind themselves with a maternity belt. In binding with the belt some women put bear's bowels iniside the binding. Others put in a sloughed-off snakeskin. Many pregnant women feel that if they don't keep various taboos, their fetus will suffer injury.