著者
江木 啓訓 辰己 丈夫 須田 良幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.101, pp.103-108, 2007-10-06
被引用文献数
1

学習管理システム(LMS)が、教育機関における情報基盤として幅広い役割を担うようになっている。一方で、個々の大学では履修情報、シラバス、成績評価といった学務情報のほか、教室や各種設備の予約スケジュールなどの利用管理に関する情報システムを運用している。LMS を教育の基盤システムとして教員が効率的に利用するためには、これらの学内の他情報システムと連携するとともに、授業遂行上の様々なワークフローを考慮する必要がある。本稿では、まず東京農工大学における e ラーニングの取り組みを概説する。次に、LMS や学内の情報システムを取り巻く、運用上の多様なワークフローについて整理する。さらに、講義で用いる教室や機材の管理に注目し、多様なワークフローを考慮した moodle 上での予約モジュールとして実現する際の課題について整理する。Learning Management Systems (LMS) come to play an important and large role in many educational institutions. Therefore, LMS is considered as one of the educational infrastructures in these days. On the other hand, Management Systems for Educational Information including course registration, syllabuses, grades are also operated, as well as Reservation systems of classrooms or equipments. In order to encourage teachers to make full use of LMS, designing cooperative system among those systems are required. We analyze and investigate complicated workflows at educational institutions, and discuss the design of a reservation module for Moodle.
著者
戸田 英貴 江木 啓訓 須田 良幸 品川 徳秀
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.64, pp.49-54, 2008-07-05

学習管理システム (LMS) が教育機関で広く利用されているが,LMS とは別に,履修情報,シラバス,成績評価などを取り扱う学務情報システムなどが運用されていることが多い.LMS を教育基盤システムとして効率的に利用できるようにするためにも,LMS は学内の他情報システムと連携する必要があると考えられる.本論文では,東京農工大学で LMS として利用されている Moodle と学務情報システム間のデータ連携を実現するために,実際に Moodle 用モジュールの開発と実装を行い,運用した効果について紹介する.さらに,今後の課題について検討する.Learning Management Systems (LMSs) are widely used in many educational institutions. In addition, information systems of school affairs are used to manage course registration profiles, syllabi, records of students. LMS should cooperate with other information systems of school affairs to make good use of LMS as an infrastructure of educational information systems. This paper reports an experiment of system integration of Moodle, which is a well-known LMS, and the information system of school affairs in Tokyo University of Agriculture and Technology. We have developed a data integration module of Moodle and investigated its effectiveness. We also discuss future issues of cooperative procedures.
著者
須田 良幸
出版者
東京農工大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

代表者の開発したスパッタエピタキシー法を用いて提案した高濃度Pドープ基板上へのGe直接平坦化成長する方法について系統的に解析し,Si/Ge界面に90°転位が発生し,僅かな歪を残して平坦成長する機構を解明した.この転位はスパッタ法でのGeの短い表面泳動長とドープP原子に起因して発生すると考えられる.Bドープ基板でも同様の現象が見られ,本手法を用いたGe仮想基板の作製への応用展開が期待される.