著者
山口 冬生 鳩貝 裕介 須藤 俊夫
出版者
一般社団法人エレクトロニクス実装学会
雑誌
エレクトロニクス実装学術講演大会講演論文集 第27回エレクトロニクス実装学術講演大会
巻号頁・発行日
pp.452-453, 2013 (Released:2018-07-27)

近年のLSIの低電圧化・高速化により電源インピーダンスを低減することが必要となってきた。電源インピーダンスを低減する手法としてデカップリングキャパシタなどを用いるが、電源インピーダンスはパッケージのインダクタとチップのキャパシタの並列共振ピークが生じる。本研究ではその反共振ピークを考慮した上で、電源インピーダンスの目標値をチップの消費電流から決める周波数特性を持つターゲットインピーダンスの精度向上をはかった。解析モデルを構築し、電源インピーダンスがターゲットインピーダンスを超えると電源ノイズが大きくなり、アイパターンが悪化することを確認した。
著者
須藤 俊夫
出版者
The Japan Institute of Electronics Packaging
雑誌
エレクトロニクス実装学会誌 (ISSN:13439677)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.298-303, 2002-05-01 (Released:2010-03-18)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1
著者
藤田 陽也 佐久間 光治 飯島 遥 須藤 俊夫
出版者
一般社団法人エレクトロニクス実装学会
雑誌
エレクトロニクス実装学術講演大会講演論文集 第26回エレクトロニクス実装学術講演大会
巻号頁・発行日
pp.82-83, 2012 (Released:2014-07-17)

近年、ディジタル回路システムではGHz帯域の信号が使用され始めている。高速信号を取り扱う上で、タイミングマージンの減少は深刻な問題になるため、ジッタの解析は非常に重要である。また、ジッタの発生要因や特性を解析・評価することは、システムの問題点の切り分けに大きく貢献することができる。メモリではシングルエンド伝送が使用されており、バッファが同時に高速スイッチングすることにより、電源・グランド層に大きな電位の揺れが発生し信号品質を悪化させる要因となる。 そこで本報告は、FPGAの2つのパッケージ構造(QFP・BGA)による同時スイッチングノイズとジッタの差異を実測・解析の両面で評価する。
著者
須藤 俊夫 中野 健
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.648, pp.63-68, 2004-01-30
参考文献数
13
被引用文献数
1

LSI内部の電源構造の影響を調べるために、オンチップキャパシタを意図的に形成したものとしないものを2種類のCMOSテストLSI(0.25umプロセス)を設計製作し、同時スイッチングノイズと放射ノイズの挙動の変化を実験的に調べた。出力回路の同時スイッチング動作時、電源/グラウンド電位は、電流駆動力が大きくなるほど大きく揺れる傾向を示し、またオンチップキャパシタにより同相に変動することが分かった。次に放射ノイズについては、コア回路動作ではほとんどの高調波に対して低減効果を示したが、出力回路動作では貫通電流分に相当する偶数次高調波の低減効果は顕著であるが、信号の充放電電流から発生すると考えられる奇数次高調波に対しては、低減効果が少ないことが分かった。