- 著者
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風間 洋一
- 出版者
- 一般社団法人日本物理学会
- 雑誌
- 日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
- 巻号頁・発行日
- vol.56, no.4, pp.242-252, 2001-04-05
- 被引用文献数
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自然界の統一理論の最有力候補である超弦理論は,異なる様相を持った理論間をつなぐ「双対性」と呼ばれる性質を梃子として,1995年頃から新たな飛躍的発展段階に入った.この新時代のパラダイム的役割を果たしているのが,「M理論」と呼ばれる超弦理論自体の統一の構図である.本稿では,この謎めいた名称を冠された,まだ未発達ではあるが野心的な理論の生誕と現状,及びその将来的課題を解説する.