著者
首藤 晃一 入江 一成 熊谷 智浩 西尾 弦一 辻 久雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.97, no.427, pp.9-14, 1997-12-11
参考文献数
4
被引用文献数
14

ホームユーザ、中小ビジネスユーザに対しオフィスと同様なLAN環境を提供する地域情報ネットワークシステムにおけるグループ管理サーバ(GMS)とローエンドカード(LEC)の開発について述べる。地域情報ネットワークシステムは、今後の普及が見込まれるパソコン通信サービスのためのアクセス系通信基盤としての役割を担い、地域社会に新たなコンピュータ通信の利便性を生み出すことを目的としている。本稿ではセンタ側に設置され情報の一括管理とネットワーク監視を行うGMSと、ユーザ宅に置かれインタフェースの変換と接続パソコン端末の自動検出を行うLECについて基本設計と評価結果を報告する。さらに、実用化に向けシステムの保守・運用性向上のため必要なGMSにおけるパケットフィルタリングテーブルのダイナミック更新について述べる。
著者
首藤 晃一 入江 一成 熊谷 智浩 西尾 弦一 辻 久雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, no.77, pp.9-14, 1997-12-11
参考文献数
4

ホームユーザ、中小ビジネスユーザに対しオフィスと同様なLAN環境を提供する地域情報ネットワークシステムにおけるグループ管理サーバ(GMS)とローエンドカード(LEC)の開発について述べる。地域情報ネットワークシステムは、今後の普及が見込まれるパソコン通信サービスのためのアクセス系通信基盤としての役割を担い、地域社会に新たなコンピュータ通信の利便性を生み出すことを目的としている。本稿ではセンタ側に設置され情報の一括管理とネットワーク監視を行うGMSと、ユーザ宅に置かれインタフェースの変換と接続パソコン端末の自動検出を行うLECについて基本設計と評価結果を報告する。さらに、実用化に向けシステムの保守運用性向上のため必要なGMSにおけるパケットフィルタリングテーブルのダイナミック更新について述べる。
著者
入江 一成 首藤 晃一 太田 紀久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント
巻号頁・発行日
vol.98, no.543, pp.1-6, 1999-01-21

筆者等は、ホームユーザあるいは中小ビジネスユーザを対象に、登録メンバ間で自由にPC通信が可能なグループ通信サービスを提供できる地域情報ネットワークシステムの開発を行ってきた。これまでSTM-PDSアクセスシステム用として、ユーザ宅に設置され10Base-Tインタフェースを提供するローエンドカード、センタ側に設置され多数のユーザを収容する多重化ブルータおよびグループ管理サーバからなる実験システムを開発した。今回、STM-PDS帯域共用方式やケーブルモデム等のアクセス系システムにも適用できる汎用的なシステム構成について検討を行ったので報告する。ユーザ端末からのイーサネットパケットをエッジ装置でIPパケットにカプセル化し、ユーザ端末のMACアドレスに基づいてフィルタリングを行うMAC-over-IPによるグループ通信方式およびARP制御による処理量低減方式を提案する。
著者
本山 智祥 首藤 晃一 奥村 康行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.622-633, 2005-03-01
被引用文献数
1

ユビキタスサービスの提供に向け, ハンドオーバ機能を有しかつ数十Mbit/sの広帯域サービスを提供可能にするシステムの実現技術が課題となっている.Mobile IPをベースにした方式など種々の取組みが行われているが, 瞬断時間性能やシステムコスト等の問題があり, まだ本命となる方式は明らかになっていない.我々は, Mobile IPをコアネットワークとし, その足回りとして, スヌーピングルータ(SR)と市販無線LAN装置を組み合わせたSRモバイルシステムを提案している.標準化が進んでいるMobile IPと, 低価格・広帯域化が進んでいる無線LANを, SRを介し連携させることにより安価でスムースハンドオーバ可能な広帯域モバイルサービスを実現することを目指すものである.本論文では, SRモバイルシステムの構成とハンドオーバ処理のための主要構成機能の設計について述べるとともに, 試作装置によるシステム実験結果を報告する.その結果, レイヤ3以上の制御のみで約200msの瞬断時間でハンドオーバが可能であることを明らかにするとともに, いっそうの短縮を目的とした瞬断時間の発生要因について考察する.
著者
森 昌之 加納 正雄 首藤 晃一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OFS, オフィスシステム
巻号頁・発行日
vol.98, no.546, pp.1-6, 1999-01-22

地域のホームユーザ, 中小ビジネスユーザにコンピュータ通信サービスを経済的に提供する地域情報ネットワークシステムは, センタ側装置である多重化ブルータ(MBR)とグループ管理サーバ(GMS), そしてユーザ宅に設置されるローエンドカード(LECard)により構成される.LECardは, ユーザ宅にイーサネットインタフェースを提供するとともに, グループ通信サービスに必要なPC末端MACアドレスの検出・通知機能を有している.本稿では, LECardのマルチプロセッサ対応を目的とした装置構成ならびに制御ソフト(CW)遠隔ダウンロード方式について述べる.さらに, LECardの低コスト・小型化に向け, CAM機能を内蔵したMPUを適用する装置構成法について提案する.