著者
平賀 正基 水越 一貴 中井 真悟 八代 一浩 安藤 英俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.30, pp.55-60, 2007-05-03
参考文献数
6

近年,イベント中継や映画,アニメ,スポーツなどの動画像をインターネットでストリーミング配信することが多く行われてきている.そのような中でYahoo動画やYouTubeをはじめとしてWebページにストリーミングを埋め込んで配信することが一般的になりつつある.Webページ埋め込み型のストリーム配信においてはストリームに連動してWebページが更新されることが多い.しかし,この更新はソースファイルの変更時や一定時間を経過した時にしか行われない.これらの更新をストリームのシーンに応じて変更することができればストリームだけではなくWebページにも視聴者の注目を集めることが可能になる.本研究では,花火大会のWebページ埋め込み型ストリーミングにおいて花火の合間を検出しWebページを動的に変更するシステムの構築を行った.このシステムを実際に使用しその効果を検証した.
著者
漣 一平 山井 成良 岡山 聖彦 宮下 卓也 丸山 伸 中村 素典
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.39, pp.79-84, 2005-05-05

電子メールにおいて大きな問題となっているspamメールへの対策方法として, spamフィルタがよく用いられている. この方法で用いられる代表的な技法のうち, 分散協調型フィルタは誤検出率が低いという利点を持つ反面, 検出率も低いという欠点がある. 本稿ではこの欠点を改善するため, 宛先不明メールを潜在的なspamメールとみなし, 分散協調型spamフィルタのspamメール認識率を向上させる方式を提案する. これにより, 従来の分散協調型spamフィルタでの利用者によるspamメール登録のみの場合に比べて, 認識率の向上が見込める. また, メールゲートウェイにおける提案方式の実装を行い, 提案方式の利用により分散協調型spamフィルタの認識率向上が期待できることを示す.
著者
田村 宏直 西田 幸一 高橋 和秀 神代 真琴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.407, pp.53-58, 2005-11-10
参考文献数
16
被引用文献数
6

筆者らは、多数のIAサーバを束ねて高処理能力を得る分散データ駆動型アーキテクチャ(D3A)を実用化し、OSS(Operations Support System)のTCO (Total Costs of Ownership)を大幅に削減すると共に、採用したサーバの販売停止や保守停止等のサーバベンダ戦略から脱却することを可能にした。本アーキテクチャにおいては、各IAサーバの名前解決処理にDNSを用いているが、その冗長構成方式については、IAサーバ数の増加に伴いプライマリサーバとセカンダリサーバのデータ同期時間が長くなる、プライマリサーバ故障時に処理能力が劣化する、などの課題が残されていた。本報告では、これらの課題について解決策を提案する。また、性能評価を実施し、その解決策の有効性を示す。
著者
柳本 清 田中 千景 長谷川 隆明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.135, pp.67-72, 2007-07-05

Webアプリケーションシステムにおいて強固なセキュリティを確保するためには,ネットワーク通信及びデータベースに対する盗聴などに対して暗号化対策を実施することが不可欠である.本稿では,クライアントとWebアプリケーションサーバ間の通信及びデータベースに保存する情報に対して,クライアントで暗号化が必要な個人情報等に該当する項目に絞り込んで暗号処理を行うことにより,セキュリティレベルを維持しながら暗号処理パフォーマンスを向上させる方法を提案する.既存の暗号化方式と比較して暗号処理パフォーマンスが向上することを証明しその提案方式の有効性を示す.
著者
入江 一成 首藤 晃一 太田 紀久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント
巻号頁・発行日
vol.98, no.543, pp.1-6, 1999-01-21

筆者等は、ホームユーザあるいは中小ビジネスユーザを対象に、登録メンバ間で自由にPC通信が可能なグループ通信サービスを提供できる地域情報ネットワークシステムの開発を行ってきた。これまでSTM-PDSアクセスシステム用として、ユーザ宅に設置され10Base-Tインタフェースを提供するローエンドカード、センタ側に設置され多数のユーザを収容する多重化ブルータおよびグループ管理サーバからなる実験システムを開発した。今回、STM-PDS帯域共用方式やケーブルモデム等のアクセス系システムにも適用できる汎用的なシステム構成について検討を行ったので報告する。ユーザ端末からのイーサネットパケットをエッジ装置でIPパケットにカプセル化し、ユーザ端末のMACアドレスに基づいてフィルタリングを行うMAC-over-IPによるグループ通信方式およびARP制御による処理量低減方式を提案する。
著者
松井 健一 金田 昌樹 石井 啓之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.187, pp.41-46, 2001-07-09
被引用文献数
4

本稿では, GMN-CL(Connection less Technologies for Global Mega-media Network)においてトラヒックエンジニアリングにもとづいた経路制御を行うサーバ, TRES(Traffic and Reliability Engineering Server)の実装について報告する.TRESはGMN-CLのトラフィック情報と経路制御を一元管理し, 制約ベースルーティングおよびMIN-MAXアルゴリズムを用いて経路を計算し, 転送装置の経路ケーブルを設定することで経路制御を行う.TRESを導入することによって, オペレータのルーティングポリシを適切に反映し, かつトラヒックを効率よくネットワークリソースへマッピングする経路制御を行うことができる.
著者
東條 弘 田辺 暁弘 井筒 香 林 経正 岩下 克
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.74, pp.35-40, 2002-05-16
被引用文献数
4

IPマルチキャスト技術を用いた映像配信サービスは、今後の高速インターネットアクセスにおける重要なサービスであると考えられる。本検討では実サービス提供時に必要不可欠な認証・課金機能を具備する管理システム構成法について提案する。また多種多様なサービスレベルを提供するために新たに7つの課金レベルを設定し、配信映像のチャンネルおよび番組毎に料金設定が可能な電子番組表の構築手法について述べる。また検証用IPマルチキャスト映像配信ネットワークを構築し、ユーザ端末(STB:Set Top Box)からの映像視聴開始・終了操作によるIPマルチキャスト映像配信ならびに配信番組に応じた課金処理に関する検証実験を行い、本検討のIPマルチキャスト映像配信サービス管理システム構成法の有効性を確認した。
著者
石塚 美加 会田 雅樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.527, pp.19-24, 2006-01-12

無線センサネットワークでは, センサノードの機械的故障, 電池切れ故障が発生しやすい.従って, ランダム故障や電池切れ故障により一部のセンサノードが通信不能になった場合でも, ネットワークとしての性能を最大限維持できるネットワーク技術が必要である.我々は, ランダム故障耐性, 電池切れ故障耐性の両方を高めるためには, センサノードの配置方法を工夫することが有効だと考え, 耐故障性の高いセンサ配置方法を検討してきた.以前の研究で, ノードの次数分布(隣接ノード数の分布)がべき分布に従うような確率的配置(べき配置)を提案し, べき配置はパラメータを適切に設定することにより, 一般的な確率的配置よりも高い耐故障性を実現することを示した.この検討では, 電池切れ故障耐性を向上させるためのルーチング制御については考慮していなかったが, 複数のデータを中継センサで集約して中継する制御(アグリゲーション制御)は電池切れ故障耐性の向上に特に効果があり.センサ配置方法との関連も深い.そこで, 本報告では, アグリゲーション制御を前提とした場合のランダム故障, 電池切れ故障耐性と確率的配置の関係を評価する.アグリゲーション制御の電池切れ故障耐性を評価する際には, センサの配置, センシング対象の到着過程の両方を考慮する必要があるが, これらを全てシミュレーションで評価するのは現実的ではない.そこで, アグリゲーション制御使用時の電池切れ故障耐性を特徴づけるキーパラメータを抽出し, このキーパラメータにより効率的に評価を行う方法を提案する.
著者
古川 久夫 宮口 庄司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.222, pp.15-22, 1999-07-23
被引用文献数
7

ビジネス専用IPネットワーク(OBN: Open Business Network)は、複数の通信会社により運用されるIP転送網である。本文は、OBNの基本概念(IN98-12、1998.4)の発表以降の変更点、ネットワーク構成要素名の変更、課金や帯域保証、OBNの住所管理等について報告する。
著者
小野 亮一 前田 幹夫 中村 宏之 中田 隆 宮崎 純生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.575, pp.91-95, 2004-01-16

ユビキタス社会の実現に向け、ソフトウェアの高品質化・開発ユストの低廉化の要求がさらに高まっている。本稿では、これらソフトウェアの高品質化・開発コストの低廉化に向けたP2P型の開発システムの提案を行うと共にクライアント/サーバ型の開発管理システムとの比較評価を通じ提案システムの適用領域及び有効性を明らかにする。
著者
秋山 一宜 藤井 邦浩 金内 正臣 渡辺 稔也 高橋 和秀 谷川 延広
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.706, pp.1-6, 2003-03-07
被引用文献数
13

IPサービスの提供においては、ユーザ嗜好に合わせたサービス仕様の提供、ユーザによる柔軟なサービス仕様の変更、サービス要求頻度増加等に伴うハードウェア投資コストの抑制が求められる。本稿では、IPサービスを実現するためのフ゜ラットフォームとして、サービス仕様をパーソナライズ化し、容易に拡張することを可能とした分散データ駆動型アーキテクチャについて提案し、本アーキテクチャの内部処理方式を検討した結果を示す。また、本アーキテクチャに基づいたサービス例として、広告配信サービスを示す。
著者
田村 宏直 秋山 一宜 高橋 和秀 神宮司 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.327, pp.7-12, 2004-09-24
参考文献数
5
被引用文献数
12

地理的に分散配置された多種多様で非常に多くのネットワークエレメント(NE:Network Element)により、移動体通信ネットワークは構成されている。ネットワークにおいて発生する故障を検出するために、NEからのメッセージ(警報を含む)を監視し、コマンドによりNEを制御するシステムをEMS(NE Management System)と呼んでいる。我々は、EMSのTCO(TCO: Total Costs of ownership)を大幅に削減し、外部仕様変更に柔軟且つ迅速に対応することが可能な分散データ駆動型アーキテクチャ(D3A: Distributed Data Driven Architecture)[5]に基づいて、これを実用化した。しかし、本アーキテクチャに基づいて、プラグイン業務等のネットワーク管理業務を自動化するWMS(Work Management System)を実現する場合、その業務実行時間の増大が懸念される。本稿では、分散データ駆動型アーキテクチャに次元構造の概念を導入し、本アーキテクチャを拡恨する。拡張したアーキテクチャを2次元分散データ駆動型アーキテクチャ巾4A: 2-Dimendional Distributed Data Driven Architecture)と呼ぶことにする。また、拡張したアーキテクチャに基づいて実用化したWMSの実装構造について説明し、その性能評価結果を示す。
著者
小森 将登 堀 良彰 平山 善一 藤村 直美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.36, pp.13-18, 2004-05-07
参考文献数
3

九州芸術工科大学と九州大学は2003年10月1日に統合した.これに伴ってネットワークも統合し,九州大学のネットワークの一部となった.これを契機に大橋キャンパス(旧九州芸術工科大学)におけるIPアドレスの管理方法を全固定IPアドレスからDHCPを中心とする体制に変更した.センターの事務職員も減ったことから,端末設置業務を可能な限り自動化することを目的として,利用者による申請手続きからDHCPやDNSの設定ファイル変更までを含めて全ての処理を自動化する支援システムを構築したので報告する.
著者
小原 仁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.154, pp.49-52, 2006-07-06

インターネットのトラヒック増大,特にストリーミング映像やグリッドなどの高速サービスの増大によりコアネットワークにおけるトラヒック変動が発生し,その結果として回線容量のボトルネックが原因となってサービス品質に大きな影響を与える問題が指摘されている.これに対処するため,トラヒックに応じてネットワーク構成を動的に再構築するための各種の技術開発および標準化作業が進んでいる.すでに光アクセス網(PON)では,ユーザに割り当てる帯域を動的に制御するDBA (Dynamic Bandwidth Assignment)技術が実用化されている.一方,コアネットワークにおいては,ネットワークの動的な再構築のための技術が盛んに研究されている.ノードに配置される光アッド・ドップ装置や光クロスコネクト装置などのハードウェアは,外部からの制御により波長信号の接続を高速に切り替えられることが必要である.また,ネットワークの管理・運用の面からは,従来のオフライン的な管理システムに加えて,トラヒックをリアルタイムでモニタし,あるポリシーに基づいて判断し,高速に回線リソースの発見とルート探索,および切り替え制御を行う制御プレーンが新たに必要となる.制御プレーンの具体的な例としては,従来のインターネット向けのルーチング制御技術であるGMPLSにトラヒックエンジニアリング機能(TE)を配備したGMPLS-TEが知られている.この技術を採用した波長多重光ネットワークのいくつかのテストベッドも試作されており,実際に動作デモが行われている.また,ITU-Tでは特定のプロトコルに依存しないASON (Automatic Switched Optical Network)アーキテクチャの標準化が進められている.本報告では,波長多重技術を用いた光ネットワークを対象に,主にネットワーク制御の観点から,最近の再構築制御技術の概要を紹介する.
著者
三宅 功 斎藤 洋 糸田 純
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.192, pp.43-47, 2002-07-04

ユビキタス情報社会の実現に向けて,ここ数年ホットスポットサービスが相次いで登場してきている.ホットスポットを渡り歩いてインターネットにアクセスする姿が遊牧民が水や牧草を求めて渡り歩く姿に似ていることからノマディックサービスとも言われている.本稿ではノマディック環境でのサービス事例とそれを支える要素技術についての概要を述べる.
著者
小林 正好 長谷川 洋平 村瀬 勉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.707, pp.31-36, 2005-03-04
被引用文献数
15

ネットワークを利用した情報システムの複雑化に伴い, 通信品質劣化時の原因箇所の特定が困難になっている.品質劣化からの迅速な復旧のため, 精度の高い品質劣化箇所の推定法が必要とされている.従来のエンドツーエンドのフローの品質情報集合から品質劣化箇所を推定する方式は, 品質劣化フローが重複して経由するリンクを品質劣化リンクとする推定方式で推定精度が悪い.本稿では, 現在生じている品質劣化の状況を引き起こし得る品質劣化リンクの組み合わせのうち, 最小のリンク数から成るものを品質劣化リンク集合として推定する「最小リンク数推定方式」, および, 最小リンク数推定方式のさらなる精度向上のため, ユーザフローの経路集合に応じた経路であらかじめ計測フローを流しておく「補完試験フロー方式」を提案する.シミュレーションにより, ランダムネットワークトポロジにおいて, 最小リンク数推定方式は既存方式と同じ情報を用いてfalse positive(正常リンクを品質劣化リンクと推定する誤り)をほぼゼロにし, false negative(品質劣化リンクを正常リンクとする誤り)を約1/4に削減出来ることを示す.さらに, 補完試験フロー方式を併用することにより, false negativeの誤りも, ほぼゼロに出来る事も示す.
著者
田原 光穂 大島 利充 草場 律 馬島 宗平 田島 悟志 川村 宜伯 成田 亮介
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.600, pp.53-58, 2007-03-08

誤った経路情報をインターネットに広告することにより大規模な通信障害を引き起こす経路ハイジャックが発生しており、障害の検知・回復にかなりの時間を要しているのが実状である。そこで我々は、経路ハイジャックを検知・回復・予防する技術の研究開発に取り組んでいる。本橋では、経路ハイジャックに伴う通信障害を自動的に回復する手法について論じる。
著者
岩下 基 西松 研 下川 信祐
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.545, pp.55-60, 2008-03-06

ネットワークやユーザ端末の高度化に伴い様々なサービスが提供されつつある。それに伴い機器類の接続は複雑になり、ソフトウェアはサービスの高度化・セキュリティ対策等のために頻繁にアップデートされるため、接続出来ないなどのトラブルが増大し、かつ原因特定も難しくなってきている。ユーザからの問合せに対して、オペレータは状況を把握し、適切な次のアクションを迅速に実施しなければならない。本稿では、迅速かつ効率的な対処方法を検討していくため、ユーザからの問い合わせ内容を分析し、分類する手法を提案する。ユーザからの問い合わせ内容は一般に非構造化データ(テキスト)として蓄積されることから、これら膨大な量の非構造化データから効率的にパターンを分類するため、共起関係を適用した手法の有効性を考察する。
著者
戸川 聡 金西 計英 矢野 米雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.30, pp.99-104, 2007-05-03
被引用文献数
1

Peer-to-Peer(P2P)型ファイル共有コミュニティへの情報漏洩が社会問題になっている.Winnyなどのファイル共有ソフトウエアに感染する暴露ウイルスにより,コンピュータ内部のファイルがファイル共有ネットワークへ漏洩する.これらの状況から大学や企業のキャンパスネットワークでは,P2Pファイル共有ソフトウエアの利用を禁止している.しかし現実にはP2Pファイル共有が行われている場合がある.これを制限する場合,既存のフィルタリング技術では実現が困難であり,結果として管理者はトラフィックを常時監視し,P2Pファイル共有通信の存在を認識しなければならない.本稿では,ネットワーク管理者が行うP2Pファイル共有通信の検出作業を,トラフィックマイニングと可視化により支援するシステムを構築した.そして,実際にP2Pファイル共有プログラムが発するトラフィックを含む全体のトラフィックを可視化し,有効性を検証した.
著者
若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.575, pp.31-35, 2004-01-16

近年の無線技術の進展とともに、半導体技術の進歩により、無線によって非接触で物体を自動識別する無線タグ・(RFID : Radio Frequency Identification)がバーコードの代わりに用いられ始めた。RFIDは、ICチツプと無線アンテナから構成され、RFIDあるいは無線ICタグ、電子タグなどと呼ばれ、ユビキタス時代の中心的なデバイスになるものと考えられている。本報告は,大学等の講義において、講師が出席をとるために上記の無線タグを用いる手法について述べたものであり、ISO/IEC18000 Part3 のエアインタフェースに従い13.56MHz帯の周波数を用いたRFIDを用いて試用し、実験によりその読取り・書込み特性を確認した。RF1Dのインレツトにプラスチツクまたは皮製の財布に挿入し、7桁の英数字からなる学籍番号を書込むと同時に、読取り特性を調べた。その結果、ハンディリーダ・ライタと無線タグ間の距離が約4cm以内であれば、約60度以上のスキュー角度で誤りなく読取り・書込みが出来ることがわかった。