著者
高橋 厚史 生田 竜也 伊藤 洋平 張 興 藤井 丕夫
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.225, 2009

T字一体型ナノセンサを用いて、カップスタック型カーボンナノファイバー(CSCNF)の熱伝導率計測を行った。CSCNFは底の無いコップを積み重ねた構造をしている。カップ間結合はファンデルワールス力による弱い結合であると考えられ、この結合が熱輸送を支配していると考えられる。実験から得られた熱伝導率は、ファンデルワールス力による弱い結合から推定される値よりはるかに大きな値となり、長距離の弾道的熱伝導が行われていると考えられる。
著者
高橋 厚 別所 隆 大西 英胤 篠原 央 近藤 喬 栗原 博明 小野口 勝久 関 泰 飯尾 宏 古川 俊治 飛田 浩輔 向井 美和子
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科医学会雑誌 (ISSN:03869776)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.592-597, 1991-03-25 (Released:2009-03-31)
参考文献数
36

最近われわれは急性の経過をとった腸間膜脂肪織炎の1例を経験した.症例は23歳女性で腹痛と発熱を主訴に来院した.腹部CTにて腸間膜の炎症性疾患が疑われたが,症状増悪するために開腹手術が行われた.開腹所見は小腸間膜の炎症性肥厚を認め肉眼的に腸間膜脂肪織炎と診断した.腸間膜の生検より組織学的にも腸間膜脂肪織炎と診断された.この症例は抗生剤と非ステロイド性消炎鎮痛剤投与のみで症状軽快した.腸間膜脂肪織炎は腸間膜の非特異性炎症性疾患であり多くは慢性に経過する.検索し得た本邦報告例35例を集計し文献的考察を加え報告する.
著者
長倉 克枝 高橋 厚妃 貴島 逸斗
出版者
日経BP
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.1044, pp.40-46, 2021-06-10

マイナンバーカードを保険証として利用する仕組みはこうだ。まず、患者が医療機関などの受付で顔認証付きカードリーダーを使って認証する。すると、レセプトコンピューター(レセコン)から保険診療請求をする際に使う閉域ネットワーク「オンライン請求ネッ…
著者
山海 嘉之 野々村 洸 高橋 厚妃
出版者
日経BP
雑誌
日経エレクトロニクス = Nikkei electronics : sources of innovation (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1214, pp.79-82, 2020-04

装着型サイボーグ「HAL」を開発するCYBERDYNE(サイバーダイン)が「スポーツテック」に参入した。ユーザーには米メジャーリーグで活躍する前田健太選手など世界のトップアスリートも含まれる注1)。同選手はHALを利用した自主トレーニングをスポーツ施設「IWA ACADE…
著者
伊藤 洋平 井上 仁人 高橋 厚史
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.226, 2009

長距離の弾道的熱伝導が行われていると考えられる結果が、カップスタック型カーボンナノチューブ(CSCNT)の熱伝導率計測から得られている。そこで、熱輸送の現象を明らかにするために、非平衡分子動力学法を用いたCSCNTの熱輸送解析を行った。カップ間結合にはレナードジョーンズポテンシャルを適用した。カップ3個の構造と5個の構造では系全体の熱抵抗はほとんど変わらず、フォノンが散乱されずに輸送されていることが示唆される。