著者
西田 麻希子 渡辺 富夫 石井 裕
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.85, no.880, pp.19-00159, 2019 (Released:2019-12-25)
参考文献数
26
被引用文献数
3 1

We have already developed a speech-driven embodied entrainment CG character system called “InterActor” which generates communicative motions and actions such as nods for entrained interaction from speech rhythm based on only voice input. Conventional InterActor performed the entrained communicative body movements and actions based on speech input without a voice back-channel. In this study, we develop an embodied character system with the voice backchannel based on the embodied interaction model. Two experiments are performed to confirm the effectiveness of the system by sensory evaluation. In the first experiment, the effects of the automatic generation and presentation method of the voice back-channel are examined in each situation with and without character presentation. In the second experiment, the frequency of the voice back-channel to nodding motion is examined. The effectiveness of the system is confirmed from these experimental results.
著者
吉原 直彦 東島 真弓 西田 麻希子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.208-208, 2006

『表象文化とデザインの研究誌REPRE』(第5号)の制作、発行を通じた研究は当初、前回研究の成果を受け継ぎ、下記領域を接続する方向で進められた。_(1)_実務系から実学系へとデザイン分野を発展的にとらえた場合、より一層必要とされる知とデザインを繋ぐ領域横断的視点_(2)_地域におけるデザインあり方やそこにみられる課題を追究しようとする視点_(3)_取材・編集・デザイン制作の場を教員・学生を問わず学びの場とする視点_(4)_大学発の研究誌としての情報発信的視点 一方、平成17年度研究の過程で平成16年度コンテンツ研究部分にて成果のみられた「地域デザイン」関連領域を重点化し、ここに「知とデザイン」の要素を含み込むようにして新たなコンテンツ制作を進めるよう、改めることとなった。 ポスターセッションでは、REPRE第5号発行に至るまでの編集、デザイン、制作における具体的な取り組み及びその結果について述べる。
著者
野宮 謙吾 西田 麻希子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.61, 2014

和文書体の制作は、文字数の多さからかなりの労力が必要となる。そのため、時間及び経費の問題により中小規模の組織・団体におけるVI指定書体を策定するにあたり、新規制作が困難な現状がある。また、近年コンピュータの利用により制作の労力は軽減されてきているはいえ、そのプロセスは複雑であり品質の高いものをデザインしようとした場合、少人数かつ短時間での制作には限界がある。そこで本学VI指定書体を新規制作することを最終目的とし、和文書体における効率的な制作手法を探る。予備実験段階では、異なるタイプのオリジナル書体を2種設定し、分担制作した場合に形状の統一が図れるかどうか検証した。その結果、漢字部分については実験制作の手法及びプロセスにより、設定した造形ルールにほぼ近い形状の字形を制作できることが確認できた。しかし、実施した実験手法では細部の微妙な形状の再現が困難であり、完成形に至るためには数回のチェックと修正作業を要した。効率的に書体制作を行うためには、素材内容やガイダンス内容を見直し、書体の造形ルールをさらに正確に伝達、共有する必要がある。本研究ではこれらについて検討し、実験制作により検証を行った。
著者
野宮 謙吾 齋藤 美絵子 西田 麻希子 西垣 浩行
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第55回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.183, 2008 (Released:2008-06-16)

近年の実践事例にも見られるように国公立大学においては、独立行政法人化以降の「新たなイメージづくり」が大きな課題となっている。本研究チームでは、まず国公立大学を中心に大学におけるVI(ビジュアルアイデンティティ)に関する研究を行い、大学の理念がどのような手法によって視覚造形化されているかについて調査分析を行った。また、大学のイメージとVI及び広報・広告の関係について他大学の事例調査を行うとともに、岡山県立大学(以下、本大学)のイメージについてアンケート調査を実施した。本研究では、これらの分析結果を参考に、本大学VIの整備に取り組んだ。まず、シンボルマーク及びロゴタイプ等ベーシックデザインを策定し、次に名刺、封筒他アプリケーションデザインへの展開を試みた。