著者
斉藤 巧弥
出版者
北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院 = Graduate School of International Media, Communication, and Tourism Studies, Hokkaido University
雑誌
国際広報メディア・観光学ジャーナル
巻号頁・発行日
vol.24, pp.21-38, 2017-03-24

This paper aims to analyze reports on keikan in the Yomiuri Shimbun and the Asahi Shimbun, and shed light on how the discourse of keikan changed from the 1870s to the 1910s. Keikan means anal sex primarily between males and was illegal in Japan from 1872 to 1881. The word first appeared in the two newspapers in the 1870s and disappeared in the 1910s. In these forty years, two periods are identified through the distinct patterns that the newspapers showed: 1875-1901 and 1905-1914. In the first period, keikan was associated with violence, crime, and intimate relationships. In the second period, keikan was described as “a problem of delinquent students”, and was counted as one of their wrongdoings. The change of discourse is explained by the characteristics of the newspapers, and the multilayered nature of discourse.

言及状況

はてなブックマーク (2 users, 2 posts)

Twitter (40 users, 44 posts, 40 favorites)

明治期の新聞における「鶏姦」報道の特徴 https://t.co/NMCZK2fcl7 ※なかなか興味深かったのでリンク貼っておきます
@Licorice_kanzou 恐らく本当かと…!一時期明治時代に沼った時に同じく疑問に思い調べた事があるのですが、『賤のおだまき』というBL小説が小新聞であった頃のアサヒ新聞に連載され、それが明治期男色の火付け役になったらしいです
割と面白い考察だった https://t.co/mWI6gmnWzh
https://t.co/9dJbyJQF4T これ
https://t.co/kOVg46Fr4O 我剛剛看的是這個如果有興趣的話 是從大福大大那看到的直接貼來所以我先鎖個推(
「鶏姦という言葉が使用されていたのは1870年代から1910年代までの、約40年間である。1910年代になって「同性愛」という語が登場してからは鶏姦という語は使用されなくなった。」 斉藤巧弥「明治期の新聞における『鶏姦』報道の特徴」 https://t.co/dtyRABqCUT
「鶏姦」で検索したら、こんなのが出てきた。 明治期の新聞における「鶏姦」報道の特徴 https://t.co/bj3T9oo7SX
https://t.co/fxRAqfhSQe クリスマスだからチキンについて
鶏姦(けいかん)とは明治期当時の言葉で肛門性交を意味し、広義の意味での同性愛(つまり、通歴史的に存在してきた同性間の親密で性的な関係性)の一形態とさ れている。 鶏姦という言葉が使用されていたのは1870年代から1910年代まで の、約40年間である。 https://t.co/Fb27IpiZiC
@waiwai1132 鶏×、気になって自分でも検索したらこんな論文見つけました 男→男にも強×罪適用され、みたいなこと書かれてました https://t.co/OadTelD8cJ
俺が気になる論文やレポート、大抵北大のだな… これは明治期の新聞での鶏姦報道の特徴についてのやつ https://t.co/jRTrgeaHh1
ちなみに柳田が牝鶏という言い方をしてるのは男性同士の性行為を指す「鶏姦」を意味しているだろうみたいな話 今ぐぐったら「鶏姦という言葉が使用されていたのは1870年代から1910年代までの、約40年間である」としている論文が出てきてめちゃくちゃ時期が絞られるな https://t.co/Q52EkkLpv0
面白そうなの見つけたからあとで読む https://t.co/xKHW66xoJ7
とても便利だ https://t.co/X6ZdJaBnu4
ちなみに 明治期の新聞における 「鶏姦」報道の特徴 ─『読売新聞』と『朝日新聞』の分析から 北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院 博士課程 斉藤 巧弥 https://t.co/OXikUOKp7U
@salmonroelove1 @BmgPd https://t.co/3SZdpmzrTt https://t.co/RuQjjyMdYv
明治期の新聞における「鶏姦」報道の特徴 : 『読売新聞』と『朝日新聞』の分析から https://t.co/W5JoRP3lLg おもしろい。「鶏姦」をキーワードに、100年前の同性愛行為報道をレビューしている。最終章でも触れられているとおり、文脈依存の報道姿勢や、言説の重層性は、現在の媒体にも共通している。
肛門性行を「鶏姦」と言うのを初めて知った。明治時代には「鶏姦罪」があったのも今知った。 そうか、「残酷な神が支配する」で義父が「学生の時は鶏を相手にヤってたぜ。」みたいな事言いながら義理の息子を襲ってたけど、あれは結構実話だったのか。 https://t.co/LhlUPAlcw5
@tuukoku_sesyonn @HuffPostJapan それの原因には女性団体が言った『ジェンダーバイアスをぶっ壊せ』も絡んでるんですよ。 明治期の新聞における「鶏姦」報道の特徴 : 『読売新聞』と『朝日新聞』の分析から https://t.co/wnqVq3tADe 大正期の「母親による性教育モデル」の形成 https://t.co/p0Bu0hBKiZ
1 1 https://t.co/n7rzwEWYld
1 1 https://t.co/3PxikyZ9rR
@cracjp でも これ行為に対する罪だよね。 性的自認関係ないような… https://t.co/Y8GtWH5DOI

収集済み URL リスト